渓流釣りのシーズンは?
「渓流釣りはいつでも釣りができるよね!」「魚は1年中泳いでいるから釣れるでしょ」
など、渓流釣りの初心者は、季節を問わずヤマメやイワナが釣れると思いがちです。
しかし季節によって釣果には差がありますし、
そもそも一部の期間は渓流釣りが禁止されています。
日本国内の渓流では、10月末以降にヤマメやイワナを釣ることが禁止されています。
地域によって若干の差はあるものの、認められているのは3月1日から9月末日までです。
それ以外の期間は禁止されているので、渓流釣りをしてはいけません。
3月から9月末までの認められている期間なら、ヤマメやイワナなどの釣果も期待できる事でしょう。
そして季節ごとの特徴を理解することによって、
最も釣れるタイミングをピンポイントで狙うこともできるようになるでしょう。
季節ごとの特徴
ここでは季節ごとの特徴とポイントを紹介していきます。
解禁直後の早春は、気温と同じく川の水温も低いです。
そのため一般的には流れがあるところにいると言われるイワナも、水温の低い場所は避けるとされます。
春先の渓流釣りで狙うべきポイントは、比較的水温の高い流れの少ない部分です。
川の流れがない溜まりのようなポイントは、水温が高くヤマメやイワナも多く集まっています。
本格的な春が訪れ気温が上がってきたら、水深の浅い部分や流れが強い部分にもヤマメやイワナが増えます。
気温がさらに上昇する夏場も狙い目のポイントなので、春から夏にかけてはおすすめのポイントです。
夏を過ぎて秋は春先と同じく全体的にポイントがばらけて、気温が下がるとともにヤマメやイワナも流れの弱い部分に移動していきます。
こうした季節ごとの特徴を覚えておくと、いつも以上に釣果を期待できるでしょう。
季節ごとの特徴を踏まえて渓流釣りにおすすめの時期は、5月から6月頃です。
3月から4月はヤマメやイワナも活発に泳いでおらず、水温も低く渓流釣りを楽しむにも寒いです。
反対に夏は気温が上がり暑さ対策も重要になってくるので、渓流釣りにはベストな時期とはいえません。
快適に渓流釣りができてたくさん釣れるベストシーズンは、5月から6月頃と言われています。
釣れる天気はいつ?
渓流釣りでたくさんの釣果を上げるためには、季節ごとの特徴を理解するとともに天候ごとの特徴と注意点も理解しておかなければいけません。
渓流釣りで最も釣果を期待できるのは雨上がりです。
雨が降るとヤマメやイワナの天敵である動物が大人しくなるので、反対に水の中にいる魚たちは活発になります。
また雨が降って周囲の土や泥が川に流れ込むと、水が濁り水面から見えにくくなるのも活発になる理由です。
その他にも川の流れが強くなり生息エリアを変えようとしたり、水質の変化も魚の活性に影響を与えるとされています。
つまり雨が降ったあとはさまざまな理由からヤマメやイワナが活発になるので、渓流釣りには最適なタイミングです。
天候で注意すべきこと
際ほどもお伝えしましたが雨後の釣りは確かによく釣れます。
ただし川の水が増水すると、釣り人にも大きなリスクがあります。
晴天の日と同じ感覚で渓流釣りをしていると思わぬ事故に巻き込まれるので、いつも以上に細心の注意を払わなければいけません。
雨上がりの渓流釣りでは、絶対に無理をしないことが前提です。
いつも以上に釣れるからと言って油断していると、岩場で足を取られて怪我をしたり増水した川に流される恐れがあります。
常に足場に注意しつつ絶対に無理な行動をしないと注意しながら、雨上がりの渓流釣りは楽しむようにしてください。
急な増水や鉄砲水にも注意が必要なので、雨上がりに渓流釣りをするときは事前に天気予報を必ずチェックしましょう。
特に上流の天気が重要になるので、川上の天気が悪くなったと思ったら無理をしないことが大切です。
また上流にダムがある場合は放水によって増水するケースもあるので、サイレンなどにも注意しておきましょう。
季節ごとの特徴や天候ごとの特徴と注意点を把握しながら、渓流釣りは楽しんでください。
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