ワタリガニ(ガザミ)の釣り方やポイントを徹底解説!
折角、釣りに行くならだれでも簡単に美味しいターゲットを釣りたい!
一見、ワガママなようだが実は、そんな釣りが実はあるんです!
そう、それが『ワタリガニ釣り』です!
しかも、ワタリガニば基本的に通年狙えて、大型のものになれば1000円を超す高級食材なんです。
かなりマイナーな釣りですが、子供も大人も簡単に釣れるのでファミリーフィッシングにはもってこいです。
当サイトでは、ワタリガニの釣り方やタックル、仕掛け釣れるポイントなど詳しく解説していきたいと思います。
ワタリガニってどんな蟹?
正式名称は“ガザミ”。地域によってイシガニ、ワタリガニと呼ばれている。
甲幅は15cmを超える大型のカニで、オスがメスより大きい。
北海道から台湾まで分布し、波が穏やかな内湾の、水深30mほどまでの砂泥底に生息している。
食性は肉食性が強く、小魚、ゴカイ、貝類など、いろいろな小動物を捕食しているが、海藻なども食す。
ワタリガニの天敵はエイやタコ、サメなどで、それらに狙われないように普段は砂にもぐって目だけを砂の上に出してじっとしていることが多い。

ワタリガニの釣れるポイント
砂地や砂泥地を好み、潮の速い場所よりも緩やかなポイントに棲息している。
小さな流れ込みや、魚市場前の岸壁などイソメ類や魚の死骸などのエサが豊富でカニも多い。
日中でも夜間でも釣れるが、時間帯によって攻める水深が若干変わる。

①漁港や堤防の岸やスロープ
光量の強い日中は、底付近に隠れている。
日中のアプローチは底付近でワタリガニが近づいてくるのを待つのがセオリー。
岸壁の近くには蟹の隠れる場所もあるので、岸壁の際を攻めると良い。
夕方~夜になると海面近くまで岸壁を登ってくるので灯りを当てながら目視で釣ることも可能。
➁消波ブロック帯
テトラ帯はカニや魚の格好の隠れ場所。
狙い方はテトラの隙間に糸を垂らして誘う。
波の影響を受けやすい場所だと、ライン絡みが頻繁に起こるので気を付けたい。
また足場も悪いことがあるので、十分に注意しながら釣りをしよう。
③河口の付近や流れ込みがある場所
中央の深場ではなく、岸付近の方が釣果は高い。
あまり流れが速いところは好まない為、少し流れが緩やかになっている場所や地形の変化のある場所に潜んでいる。
こちらも狙いは底付近で待つスタイルとなる。
タックル&仕掛け
ワタリガニは餌釣りでもルアーでもどちらでも釣る事は可能。
ルアーで釣る場合は、取り回しの良い7~8f前後のエギングロッドやシーバスロッドが良い。
リールは2,000~2500番台程度がベスト。
ルアーは主にワームを使うが、バイブレーションなどでも釣れる。
ラインはPEラインの0.7号前後でフロロカーボンをつなげば問題ない。
釣り方やコツ
ルアーで釣る場合は着底させて、底付近で軽くアクションさせた後、ステイさせるのが基本の釣り方。
消波フロックなどで釣る場合は釣り糸を手で掴んでアクションさせる。
しっかりと蟹がルアーに乗ったら、当たりを取って引っ掛けるようにして釣る。

餌釣りのカニ網で釣る場合には投げて、仕掛けを底付近で待つだけだ。
注意したいのは、底の地形だ。岩礁や海藻が多い地形だと根係が頻度に起こるので釣りにならない。
砂地や砂利の地形を選ぼう。
また、あたりが分かるようにラインを張っておくと良い。

ワタリガニのさばき方
オススメ料理
蟹汁
出典:クックパッド
ワタリガニのオススメと言えばやはり味噌汁です!
濃厚な蟹汁が癖になります。
カニを処理した後、適当なサイズにカットし軽く湯に通して流水でさらす。
流水することで独特の臭みを消すことができます。
次に鍋に水と蟹をいれて火にかけて沸騰直前で弱火~中火にしてコトコトと出汁を出していきます。
仕上げに味噌をいれて、最後に葱などを入れれば完成です。
作り方はいたってシンプルですが、ワタリ蟹のパスタは絶品です。
先にパスタを茹でておきます。
次にフライパンにオリーブオイルをいれ熱し、カットしたニンニクを弱火で炒めます。
次にワタリガニを入れ、強火で炒め、白ワインでフランベします。
トマト缶を煮詰めて生クリームを流します。
生クリームを入れたら火を弱火にしてパスタと絡めて、好みにあわせてチーズやパセリなどのトッピングを乗せて完成です。