アオリイカって名前は聞いたことはあるけど、
「どうやって釣ればいいの?」「アオリイカっていつ頃が旬なの?」「アオリイカっておいしいの?」
初めてアオリイカを釣りに行く方の中にはこのような疑問を抱く方もいるはずです。
本記事ではそんなアオリイカ釣りの初心者の方が見てもわかりやすいように、3つのポイントに分けて解説しています。
また、アオリイカの釣り方やタックル。釣れる季節や旬な時期などについても丁寧に紹介します。
アオリイカを釣る上で、重要なポイントは以下の3つです。
『①光量の少ない時間を狙う』
『②ボトムを意識する』
『③藻場をピンポイント狙う』
目次
アオリイカの釣れる時期
アオリイカのメインシーズンは春と秋の2回になります。
「大型のアオリイカが釣りたい!」という方は3月から6月にかけて晩春~初夏に釣りに行くのがおすすめです。
というのも、冬を超えて水温が上がってくると親のアオリイカが産卵のために岸してくるからです。
そのため3~6月は比較的大型の親イカが岸から釣れます。
小型でもいいから数釣りを楽しみたいという方は10月頭から11月いっぱいまでに釣りに行きましょう。
秋は小イカが成長するために活発に餌を捕食するため数釣りが楽しめます。
冬場になるとアオリイカは沖の深場へ移動するので、基本的に岸から狙う事が難しくなります。
真夏のアオリイカ釣りはオフシーズン?
アオリイカ釣りは基本的に夏はシーズンオフです。
というのも、イカは1年以上生きることのできない年魚で、春に産卵を行った親のアオリイカは基本的に産卵後死んでしまうからです。
また、生まれたての小イカも夏の時期はサイズが小さすぎてターゲットにはできない為、子イカが育つまでの間の夏はオフシーズンと言われています。
しかし、暖流が当たるような一部の地域ではその限りではありません。
そのような場所では、餌となる魚が集まりやすい『潮通しがよい場所』や、栄養が豊富な『藻場』を狙って釣りをしてみましょう。
アオリイカの旬
アオリイカの旬は春から初夏にかけてです。
最もアオリイカが市場に出回るのは夏ですが私個人としてアオリイカを食べるのに最もおすすめする季節は春です。
春のアオリイカは食感がいいだけでなく、雌は卵を抱えており、その卵もポン酢などで頂くと身と同じく非常に絶品だからです。
特におすすめ食べ方はお刺身です。
アオリイカは身が厚く、噛み応えがあるのが特徴です。
非常に甘く、噛めば噛むほどに甘みがたっぷりと溢れてきます。そのあまりの美味しさからアオリイカはイカの王様と呼ばれるほどです。
店頭に販売されているアオリイカも十分おいしいですが、釣りたての新鮮な状態のアオリイカはそれ以上に美味しく、絶品です!ぜひ人生で一度は味わってほしい味です。
アオリイカはエギングで釣るのがお手軽でオススメ!
アオリイカ釣りでは「浮き釣り」や「ヤエン釣り」など様々な釣り方がありますが、私が最もおすすめするのは『エギング』という釣り方です。
この釣り方は用意するものが非常に少なく、餌木(疑似餌)とロッド、リールの三つを準備するだけで釣りが出来ます。
他の釣り方と比べても圧倒的にお手軽なのが特徴です。
また、疑似餌のため、ゴカイなどの虫餌が苦手な方でもとっつきやすいのもメリットの一つです。
虫餌が苦手な方にはぜひおすすめしたいです。
エギングでおすすめのタックル
アオリイカのエギングを楽しむ上で欠かせないのがタックルでしょう。
ルアー釣りのようなシンプルな仕掛けほど、タックルのバランスなどが大切で、これから本格的に始めるなら準備しておいた方がよりエギングを楽しむことが出来るでしょう。
エギングロッドのオススメ
ロッドは餌木の操作性に適している8.6フィートのMパワーがおすすめです。
8.6フィートのロッドは、汎用性が高いだけでなく、エギングで重要な『しゃくり』を行うための操作が竿が短い方が簡単にできます。
ロッドの硬さに関しても、Mならば秋の『子』アオリイカ釣りだけでなく春の『親』アオリイカにも使えるためぜひMサイズのロッドを使いましょう。
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エギングのリールおすすめ
エギングにおいてリールに求められるものは「軽さ」と「耐久」のバランスです。
その為、リールは2500番台のモデルがおすすめです。
理由としては、エギングはしゃくりを長時間する釣り方なので、リールの「軽さ」は非常に重要な要素です。
手元の軽さによって疲れが軽減されるので、アオリイカ釣りでは非常に大きなメリットになります。
また耐久性もエギングには非常に大切で、『しゃくり』をする事で、リールには大きな負荷が掛かってきます。
その為、安物のリールなどを使ってしまうと数回で壊れてしまうようなものもあります。
信頼できるダイワやシマノの有名メーカーのものを使っていれば間違いはありません。
ただし、エギングに仕えるリールにもランクがあるので、予算と相談して決めて下さい。
ハンドルはダブルハンドルの方が、重心が中心にきているため、リトリーブが安定し、等速巻きが可能になります。
さらに、ハンドルノブが2つあるため、夜間に手元が見えない時でもハンドルノブが掴みやすく、不意のアタリに対してもすぐに対応ができるといったメリットがあります。
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エギングのライン選び方
アオリイカをエギングで釣る場合は0.8号~1号のPEラインがおすすめです。
PEラインは伸びがないため、感度が高いです。そのため潮の動きや変化もとらえやすいです。
最近は0.5号のラインが定番ですが、0.5号は根ずれに弱く、初心者の方にはあまりおすすめできません。
リーダーは、水中での餌木の姿勢を安定させ、根ズレに強いフロロカーボンのショックリーダーを使うのが良いです。
それをPEラインの先端に1.5m程度結びましょう。また、強度はPEラインと同等程度の号数を使うのがおすすめです。
餌木の選び方
餌木の重さは3.0g~3.5gのものが、比較的どこのフィールドでも使いやすくおススメです。
また、アオリイカは大きめの餌木に抱き着くという特徴があるため、比較的大きめのこのサイズがおすすめです。
ここでのコツは、アオリイカのサイズが、秋は小さいため3.0、春の大型狙いの場合は3.5のサイズの餌木を使い分けることです。
また、フィールドの風や潮の流れによっても重さを変えられるように、いくつかストックをしておくと良いでしょう。
更に餌木には沈降スピードが違うタイプが色々と販売されていますが、基本的には標準タイプのものでOKです。
色々なフィールドを回るなら、シャロータイプやディープシンキングモデルも揃えておくと、選択の幅が広がります。
また、餌木のカラーはピンクとオレンジ、グリーンの三色を持っていれば特に問題はないでしょう。
夜は派手目の目立つ色、昼はイワシに似たグリーンの餌木を使うのがうまく釣るコツです。
アオリイカを釣るための3つのポイント
①光量の少ない時間帯を狙う
アオリイカを釣るコツは夜やマズメなどの光量の少ない時間に釣りを行うことです。
アオリイカは夜行性のため昼よりも夜のほうが活性の高い傾向にあります。
また、夜では視界が見えづらくなるので警戒心が薄まるのも釣れる理由の一つです。
この際、着底の把握をしっかりと行うため、先ほど紹介した0.8号よりも0.1小さい0.7のラインを使うとより釣れやすくなります。
②ボトムを意識する
アオリイカをエギングで釣るコツはボトムを意識することです。
ボトムは想像している以上に起伏が激しく、イカが居付いている可能性が高いからです。
さらに、アオリイカの目は下についているため、餌木よりも上層を泳いでいるアオリイカが気づきやすいのも釣れやすい可能性の一つです。
また、ボトムのアオリイカは餌木を見る機会が上層のイカよりも少ないため警戒心が薄いのも釣れやすい理由です。
③藻場をピンポイントで狙う
アオリイカを釣るためのコツは藻場(アマモ)を狙うことです。
特に春の親アオリイカは藻場で産卵を行うため、その場所に集まっている可能性が高いです。
また、産卵の場合だけでなく外敵から身を隠したりするのにも使えるため、春でなくても釣れる可能性は大いにあります。
アオリイカにとっては栄養も豊富で餌となる魚も集まる、楽園のような場所なのです。
藻場の場所を調べるなら、航空写真や釣りマップなどで掲載されているので事前に確認しておくと良いでしょう。
まとめ
最後に、アオリイカを釣る為のポイントをまとめました。
❶ポイント⇒光量の少ない時間帯を狙う
❷ポイント⇒ボトムを意識する
❸ポイント⇒藻場をピンポイントで狙う
今度アオリイカを釣りに行くときはぜひ本記事の内容を思い出してください。
この3つのポイントを覚えておくだけで確実に釣果は上がります。
アオリイカはおいしく、非常に魅力的な獲物です。以前お刺身にして食べたアオリイカの濃厚な甘味は今でも忘れられません!
ぜひ人生で一度は、釣りあげたばかりの新鮮なアオリイカを体験してほしいと思っています。
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