ショアから、ライトなタックルで手軽に釣れるターゲットとして、人気の急上昇のターゲットと言えば、
そう、「メバル」です!
根魚特有の強烈な引きは、多くのアングラーを魅了し、愛されています。
特に、30cmを超えるメバルは「尺メバル」とも呼ばれ、その希少性から、釣り人にとってのステータスをなっています。
近年では、ライトなルアータックルで、堤防や漁港で釣れるライトソルトフィッシングが流行っています。
その中でも特に人気の高い「メバリング」という釣り方です。
「メバリング」は小型のプラグやジグヘッドにワームを付けて行う方法が一般的です。
しかし、初めて「メバリング」をやろうと思っている方の中には、
「どんなルアーが良いのか?」
「どんなタックルを選べば良いの?」
などの疑問を持っている方もいるかと思います。
なので今回は、初心者がメバルを釣る為に必要な知識や釣り方のコツなどをお伝えさせて頂きます。
これを知ることで、よりメバルへの知識が深まり、あなたのメモリアルな1匹にきっと近ずくことでしょう。
目次
メバル釣りの知識
メバルの種類
ショアから釣れるメバルは基本的に、
「アカメバル」、「クロメバル」、「シロメバル」の3種類です。
この3種は比較的浅い海域に生息し、身近な小磯、ゴロタ場、岩礁帯などの他、漁港や堤防などの障害物などに付いている魚です。
その中でも、黒メバルは比較的、回遊性の高い魚種になるので、潮通しの良いエリアを好みます。
反対に「ウスメバル」は通称「沖メバル」と呼ばれ、上記で紹介した3種よりも水深の深いエリアに生息しています。
メバルの釣れる時期
メバルが良く釣れるのは、春と秋です。
春先の3月・4月はショアでもオフショアでも良く釣れます。
この時に旬を迎えるメバルは「ウスメバル」という種類です。
沖釣りでメバルを釣る場合にはベストシーズンと言えるでしょう。
また、海水温が上がる6~9月の夏場のメバルは、水温の安定している沖の深場に移動する習性があるので、
一般的にはメバル釣りはオフシーズンと言われています。
10月頃になると、岸付近の海水温が低下し、メバルも沖の深場から岸近くに戻ってきます。
この頃のメバルは「秋メバル」と言ってサイズの方も良型が多くなります。
この時期は、産卵を控えた「アカメバル」や「クロメバル」、「シロメバル」が荒食いの季節となります。
1月後半~3月前半の冬場はほとんどの魚がオフシーズンになりますが、メバルは比較的、寒さに強い魚なので、この時期も狙う事が可能です。
メバルの旬(美味しい季節)
出典:ボブとアンジー
メバルの旬は、こちらも釣れる時期を同じで、基本的に春、秋の2回が旬の季節となります。
これは、メバルの産卵時期と関係していて、メバルの種類によっても旬の季節は変わってきます。
ウスメバルは2月~4月の春先が旬。
赤メバルは10月~1月の秋が旬となります。
サイズも小さいものは、素揚げで食べると、美味しく頂けます。
また、3種のメバルの中でも、赤メバルや白メバルは美味とされ、どのような料理でも美味しいですが、とくに煮付けがおススメです。
新鮮なもので、活〆されたものであれば、刺身や洗いで美味しく頂けます!
メバルをルアーで釣る3つのコツ
①昼夜で攻めるレンジを変える
警戒心の強いメバルは、日中などの光量の高い時間帯は、ボトムやストラクチャーなどに潜んでいます。
なので、日中に狙う場合にはストラクチャー周りやボトム付近を狙うのが鉄則です。
一度、しっかりと沈ませてから、ゆっくりと引いていくのが基本です。
反対に夜になると、メバルは中層~表層に出てきて、餌を捕食します。
この時間帯には、軽いジグヘッドやフローティングプラグで、ゆっくりと表層を通してあげることがポイントです。
先ずは、表層付近を狙い、反応がなければ、徐々にレンジを落としていきましょう。
②シェードを狙ってランガン
日中にメバルを効率的に釣るならランガンスタイルがベストです。
元々、回遊性の少ない魚で、基本的にはポイントに居付いている魚です。
なので、ピンポイントを狙ってのランガンスタイルが効率的となります。
夜間の場合には、常夜灯周りのシェードで餌が来るのを待ち構えています。
この場合も、常夜灯周りのシェードをランガンしていくと良いでしょう。
③基本はただ巻きがベスト
メバルを釣る場合に基本的に派手なアクションは魚に警戒心を与えるだけなので、NGです。
攻め方は、着水からボトム付近まで、ルアーを落として、ゆっくりと引いてくるスタイルです。
その過程で、巻くスピードを変えたり、止めたりして「食わせの間」を与えます。
夜間は表層を漂わせるようなイメージでゆっくりとルアーを引いてきます。
ジグヘッドで釣る場合は、軽量のもので浮遊させるようにすると良いでしょう。
メバル釣りのタックルの選び方
メバル用ロッドの選び方
6~7フィートのショートロッドがランガンに最適!
メバルを釣る上で、基本スタイルとなる「ランガンスタイル」では、移動に適した6~7フィートのスピニングロッドがおススメです。
また、メバルはエサであるルアーを見つけると、ストラクチャーやシェードから一気に襲い掛かります。
食いついた後は、そのままストラクチャーなどに再度、隠れようとするので、ロッドの反発力が高すぎると、ラインが切れてしまったり、フッキングしない事があります。
メバルに向いているロッドは、ティップ(穂先)のテーパー(調子)に柔軟性があり、よく曲がるタイプがおススメです。
そのようなタイプのロッドは「ソリッドティップ」とも呼ばれ、魚のあたりを吸収し、オートマティックにフッキングしてくれるのが特徴です。
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また、ゲーム性を重視したり、アクションを大切にしたいなら、感度のよい「チューブラティップ」がおススメです。
チューブラタイプはティップ部分が空洞となっていて、軽量で非常に感度が高いという特徴があります。
反対に「ソリッドタイプ」は中が詰まっているタイプです。
出典:釣りGYOGYO
メバル用リールの選び方
メバル用のリールは2000番程度の軽量モデルがオススメ
メバル用のショートロッドに合わせるリールは2000番程度の軽量リールがおススメです。
軽量リールを使う事で、移動の際に非常に楽ですし、わずかなアクションを付けるや水中の情報を感知しやすくなります。
ちなみに、ダイワ、シマノともに2000番までは番手は同じになります。
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メバル用ジグヘッドの選び方
ジグヘッドはフォールアクションが大事
メバル用のジグヘッドは、1~1.5g程度の重さのものを中心に、フィールドによって変えていくのが基本となる。
メバル専用のジグヘッドは、フォールアクションに優れているものが多く、ただ巻き、ストップを行うだけで、浮遊感が演出できる。
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メバル用のライン&ショックリーダーの選び方
PEラインの0.3~0.5号が最適
メバル釣りで使うラインは、水に浮く性質のPEラインが最適です。
釣り方のコツで説明したように、水に浮くラインを使えば、ナチュラルな浮遊感を演出できます。
また、ボトム付近やストラクチャーでの釣りが多い為、根ズレに強いフロロラインをショックリーダーとすることをオススメします。
長さは20~30cm程度で問題ありません。あまりリーダーが長いと、ガイドに干渉してしまいライントラブルの元となります。
メバルのルアー釣り(メバリング)まとめ
✔メバルの釣りのベストシーズンは春と秋
✔メバルの種類ごとに旬が違う
✔メバルの住処は岩礁帯や漁港のストラクチャー
✔メバル釣りはレンジ(タナ)が重要
✔メバルの基本戦術はピン打ちのランガンスタイル
✔メバルに派手なアクションはNG
今回は、メバルの釣り方についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回、説明したポイントを理解した上で釣りをを行うことによって、釣果はもちろん釣りの最大の魅力でもある、自然の中での釣りを十分に楽しむことが出来ると思います。
メバル釣りに少しでも興味があるのなら、是非とも始めてほしい釣りです。
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