ヤリイカって名前は聞いたことはあるけど、
「どうやって釣ればいいの?」
「っていうかいつ頃に釣りに行けばいいんだろう?」
など、初めてヤリイカを釣りに行く方はこのような疑問を抱えていることも多いでしょう。
本記事ではそんなヤリイカ釣りの初心者の方が見てもわかりやすいように、ヤリイカの釣り方やタックル。
更には、ヤリイカを釣る上で等に重要なポイントも3つに分けて紹介しています。
ヤリイカを釣る上で、重要なポイントは以下の3つです。
①潮通しの良いところを狙う
②ボトムだけでなく様々なレンジを探る
③カーブフォールを使用する
これから、この3つを詳しく解説する前に、ヤリイカの生態や知識をお伝えしていきます。
これを聞くことで、よりヤリイカの理解が深まりますので、是非最後までお付き合いください。
目次
ヤリイカの釣れる季節
ヤリイカが釣れる季節は12月から2月にかけてです。
この時期は一年で最も海水温が低く、低水温を好むヤリイカが活発に動き始めるからです。
また、ヤリイカの産卵期が始まるのも理由の一つです。
ヤリイカには産卵時、群れで接岸してくるという特徴があるため、12月から2月はヤリイカの数釣りを楽しめます。
そのうえ、この時期のヤリイカは産卵を控えているのでサイズも大きく丸々と太っていて非常に美味です。
一応、春から夏にかけての時期でも数釣りは楽しめますが、個人的には冬のヤリイカは食べ応えがあり味も上質なので、
もし「いつ釣りに行こう・・・」と悩んでいるのであれば、冬の時期をおすすめします。
ですが、その時は寒さ対策だけはしっかりとしましょう。冬の海は想像以上に冷たいです。
ヤリイカの旬
出典:Eレシピ
「春のケンサキイカ、冬のヤリイカ」という言葉があるようにヤリイカの旬は冬です。
この時期のヤリイカは、夏から初秋にかけて水揚げされるヤリイカと比べてサイズが大きいのが特徴です。
そのため刺身にして食べると、ヤリイカの上品な味わいを存分に楽しめます。
特に釣れたばかりな透明な色をしたヤリイカは店先のものと比べて段違いに味が濃いです。
刺身にすれば身が動くなんてこともありますよ!
一方、夏から初秋に水揚げされたヤリイカはサイズが小さいため煮つけや姿焼きで食べるのが非常におすすめです!
運がいいと子持ちのヤリイカが釣れる時もあるのでその時は姿煮で食べると絶品。
子持ちヤリイカでしか味わえない深みのある風味を満喫できます。
このように季節に合わせて調理法を変えるのがヤリイカを美味しく食べるコツです。
他にもたくさんの調理法があるので、数釣りができた日にはいろいろなメニューを作ってみるのはどうでしょうか?
ヤリイカの釣り方
ヤリイカを釣る場合はアオリイカの時と同じくエギングがおすすめです。
エギングで用意するものは餌木とロッド、リールだけで非常にお手軽です。
にもかかわらず、しっかりとした釣果が望めるのでエギングをしない道理はありません!
また、用意するものも少ないので、「ちょっとヤリイカを釣ってみたいなぁ」というような初心者でもとっつきやすいのが特徴です。
初めてヤリイカを釣る人にはエギングがおすすめです。
ヤリイカを釣る時のおすすめタックル
出典:shimano
ヤリイカのロッド選び方
ヤリイカをエギングで釣るのなら8~9フィートほどのエギングロッドを使いましょう。
ヤリイカが回遊しているポイントまでしっかりと餌木を届けるために比較的長めこのサイズがおすすめです。
また、ロッドの硬さに関してはM程度のものを選びましょう。
ある程度の固さがないと、「しゃくり」がやりにくいです。
竿が柔らかいと、アクションをロッドが吸収してしまい、ルアーに上手くアクションが伝わりません。
また、アオリイカなどの大型のイカを釣る際でも利用できるロッドなので、汎用性が高いです。
このサイズと硬さのロッドを一つ持っているだけでイカ釣りに関してはほとんど死角がないので、ぜひ手元に一つは置いておきましょう。
出典:ツリホウ
ヤリイカのリール選び方
ヤリイカをエギングで釣る場合は2500~3000番台のスピニングリールを使いましょう。
エギングでは何度もしゃくりをする釣り方が基本なので軽くて巻き取り性能がいい2500~3000番台のスピニングリールはエギングに向いています。
また、ノーマルギアとダブルハンドルのリールがありますが、ダブルハンドルの藻を使いましょう。
シングルハンドルのものは自重で勝手に回転して、アクションが思った通りに行かないという事態に陥るからです。
これはエギングではかなり致命的なので必ずダブルハンドルのものを使いましょう。
ヤリイカのライン選び方
ラインは0.6~0.8のPEラインを使いましょう。
PEラインは軽くてしなやかなため遠投がしやすいという特徴があります。
この特徴は非常にエギングと相性がよいです。
というのも、遠投ができれば一回のキャスティングで何度もポイントを探れ、イカにアピールする回数が増えるからです。
つまり、エギングではしっかりと遠投できるかは直接釣果につながり、非常に重要なのです。
それゆえエギングではPEラインを使うのが非常におすすめです。
ヤリイカにおすすめな餌木
ヤリイカをエギングで釣る場合は3.5~4号ほどの餌木を使いましょう。
ヤリイカはアオリイカなどと比べるとサイズが小さいため、
「このサイズの餌木は大きいんじゃないか?」と思うかもしれませんが、むしろ、少し大きめのこのサイズが一番釣れやすいです。
というのも、ヤリイカはイカの中でもかなり好奇心が旺盛な部類なので、多少餌木が大きいほうがヤリイカが気付きやすいからです。
さらに、餌木が小さいと波が高いときにうまく操作できないなどのデメリットがありますが、3.5~4号のサイズだとその心配がないのも利点です。
また、カラーについてはラトル入りの派手なカラーを使いましょう。
ヤリイカ釣りで最も重要なのはヤリイカに餌木の存在を気づいてもらうことです。
先述した通りヤリイカは非常に獰猛なイカなので、餌があると気づけばそれだけで食らいついてくれます。
そのため餌木を選ぶ場合はヤリイカが気付きやすい派手なカラーのものを選ぶのが釣果を上げるコツです。
ヤリイカを釣る為の3つのポイント
❶ポイント⇒潮通しの良いところを狙う
❷ポイント⇒底だけでなく様々なレンジを探る
❸ポイント⇒カーブフォールを使用する
の3つです。それでは以下で詳しく紹介します。
ヤリイカを釣るポイント❶:潮通しの良いところを狙う
ヤリイカを釣るポイントは潮通しの良いところを狙うことです。
ヤリイカは基本的に潮の流れに乗って移動するので、潮通しの良いところを回遊していることが多いです。
また、そのようなポイントにはヤリイカのベイトとなるアジやイワシなども集まってきていることが多いので食い気が高まっていてすぐに食らいついてくれます。
そのため潮通しの良いところを狙うことは釣果を上げる最大のコツです。
ヤリイカを釣るポイント❷:底だけでなく様々なレンジを探る。
ヤリイカを釣るポイントの2つ目は底だけでなく、様々なレンジを探ることです。
「ヤリイカ狙いで釣りに行くけどなかなか釣れない・・・」そんなあなたは底ばかり狙っていませんか?
確かにWEB上ではヤリイカは底で群れでいることが多いといわれています。
ですが、実際はそうという訳でもなくヤリイカは頻繁にタナを移動します。
そのため底が釣れるという情報だけで底ばかり狙っていると、せっかくの釣れるチャンスを逃してしまいます。
そのため一つのタナに固執せずに柔軟にレンジを探ることが釣果を上げるコツになってきます。
なかなか釣れずに悩んでいる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
ヤリイカを釣るポイント3:カーブフォール(テンションフォール)を使用する
ヤリイカをエギングで釣っていると、アタリがわからないということがよくあります。
そして、そのせいでヤリイカを逃してしまい悔しい思いを経験した方は多いのではないでしょうか?
そんな方にはカーブフォールというテクニックを使用するのをおすすめします。
カーブフォールの最大の特徴は常にラインが張っている状態なのでアタリが非常にわかりやすいという点です。
フリーフォールやテンションフォールと違い、竿先がはっきりと引っ張られます。
それゆえカーブフォールだとヤリイカのアタリを逃すことが絶対にないので、初心者やアタリが分からないとお悩みの方にはおすすめの釣り方です。
下の画像は「釣りの教科書」さんのサイトがわかりやすかったので掲載しています。
こちらも是非チェックしてみて下さい!
出典:釣りの教科書
カーブフォール(テンションフォール)のやり方
1.キャストをしてヤリイカがいそうなタナまで餌木を落としてしゃくる
2.しゃくった後、しっかりと糸ふけを回収する。
3.下に竿先を向けて、ラインを張る。
4.軽くシェイクしながらしゃくる。
5.ティップに餌木の重みがかかるまでリーリングをして、ロッドを斜め45°で止める。
※以上を繰り返す。
まとめ
今回はヤリイカの釣り方やコツをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
ヤリイカは非常に美味だというだけでなく、引きが強く全力で釣りを楽しめる魅力的な獲物です。
ぜひ一度釣り上げて、新鮮なヤリイカを堪能してください。
新鮮なヤリイカは店先のものとまるで鮮度が違い、
テレビで見るような「刺身にしてもまだ動いている!」みたいなことが現実に起こりますよ!
今週末、驚く家族の顔を見るためにも釣り場に足を運んでみるのはどうでしょうか?
季節で釣れる魚は下記でチェック↓↓