目次
鯉川のモンスター「コイ」を釣り上げろ!
コイ釣りの基礎からコイを釣るための3つのコツもご紹介!
身近な場所で強い引きを楽しめるコイ釣り。
コイは活性が高いうえに強力な引きが楽しめるということで、初心者からベテランまで幅広く楽しめる魅力的な獲物です。
さらに必要なものが少なく低予算で遊べるので、中学生や高校生の方にもおすすめ!本記事ではそんな手軽に遊べるコイの釣り方をご紹介します!
またそれだけでなくコイ釣りでの基礎からおすすめのタックル、コツなど、コイ釣りに関するすべてを徹底的にご紹介しますのでぜひ最後までお付き合いください。
この記事の内容を読めばコイが釣れること間違いなしです!
コイを釣る3つのコツ
コツ➊⇒小さなアタリでもしっかりと合わせる
コツ❷⇒雨上がりに釣りに行く
コツ❸⇒加工餌に味の素を振る
の3つです。
それでは以下で詳しく紹介します。
コイを釣るコツ❶
小さなアタリもしっかりと合わせる
コイを釣るコツは小さなアタリでもしっかりと合わせることです。
コイは餌を食べるときにずっと口に含むということをしません。
何度も何度も口に入れては吐き出すのを繰り返し、ようやく最後に飲み込みます。
ですので、餌をしっかりと飲み込むまでには時間がかかる上に、衝撃で針にかけた餌が取れてしまうことが多発します。
なので、小さなアタリの時でも、そのあたりを見逃さずにしっかりと合わせることが重要になります。
小さなアタリを逃し、大きなアタリだけを待っているとせっかくのチャンスを逃してしまうので、コイ釣りの際はかならず小さなアタリの時にも合わせましょう。
コイを釣るコツ❷
雨上がりに釣りに行く
コイを釣るコツは雨上がりに釣りに行くことです。
雨上がりの川は水かさが増しているうえに水流が激しいため、石の裏などに隠れていた生き物たちが大量に流れていきます。
そのため雨上がりの川は普段よりも豊富に餌が存在しており、その結果コイの活性が高まります。
体感としては2倍くらい食いつきの良さが変わりますので、コイを釣りに行くのなら雨上がりに釣りに行くのがおすすめです。
また、普段は広範囲にばらばらにいるコイたちも、この時は流れてくる餌を食べるために川堰に集まっている傾向が高いので、そちらを重点的に狙っていくのも釣果を上げるコツです。
コイを釣るコツ❸
加工餌に味の素を振る
突然ですが、魚はどのようにして広大な川や海の中で餌を見つけているのでしょうか?
その答えは嗅覚と味覚です。
まず優れた嗅覚で餌の匂いと存在を見つけ、次に餌に近づき味覚を使って餌の味を確かめるのです。
これはかなり衝撃の事実かもしれませんが、魚は口に餌を入れずとも事前に味を確かめることができるのです。
そしてその結果魚が「これはうまそうだ」と思えば餌に食らいついてくれます。つまり、餌釣りでは非常に餌の匂いが重要だということです。
もちろん魚によって反応を示す臭いは違いますが、コイはアミノ酸の匂いに強い反応を示すといわれています。
ですのでアミノ酸を豊富に含んだ味の素を加工餌に塗り込むと、コイが餌を察知しやすくなり、釣れやすくなるということです。
ほんの少しの手間ですが、このコツを知っているのと知っていないのでは大きく釣果が変わりますので、ぜひとも試してみてください。
鯉釣りをより深く知る為に・・
コイを釣る為のコツを3つお話してきましたが、更にコイの生態や釣れるポイント、釣れる時期などを知っておくことで釣果はアップします。
また、コイ釣り初心者の方は、どんなタックルを使えば良いのかなど色々な疑問等もあるかと思いますので下記にて詳しく解説しています。
これを知っておくと、上記で説明したコツの意味などが分かってくると思いますので、最後までお付き合いください。
コイってどんな魚?
コイはコイ目コイ科に属する魚です。
体長は30~100㎝で、日本各地の流れの緩やかな川や池、湖、用水路などに生息しています。
コイはほかの魚と違い胃袋を持ちません。
そのため食いだめができず、四六時中餌を食べなければ死んでしまうという生態から非常に活性の高い魚として有名です。
そんな食欲旺盛なコイは雑食性で何でも食べます。
一口サイズのパンでコイ釣りをしている釣り人を見たこともあるのでないでしょうか?
そう、パンなどの人間が普段食べているものでさえ食べるのです。
しかしそうはいっても、基本的には貝類、甲殻類、トンボの幼虫、魚の稚魚や泥中のミネラル分などを常食としています。
産卵期は4-7月で水温18-20度を好みます。
そして、一度の産卵では約20万から60万粒の卵を産み落とす、非常に繁殖力の高い魚です。
コイが釣れやすい時期
コイは基本的には一年中釣れる魚ですが、一番釣れやすい時期は9~11月にかけてです。
この時期はコイが活発に餌を食べるようになる「荒食い」と呼ばれる時期。
なぜこの時期に活性がよくなるかというと、コイは変温動物だからです。
そのため冬の時期はほとんど動けなくなるので秋の間に餌を捕食しなければ死んでしまうのです。
この時期のコイは文字通り自分の命がかかっているので尋常じゃない勢いで餌に食らいついてきます。
なので、もしいつコイ釣りに行こうかと悩んでいる方がいたら9~11月の時期にかけていくのをおすすめします。
コイが釣れやすいポイント
コイには餌を探して動き回るタイプと、餌が流れてくるポイントで待っている二つのタイプが存在します。
しかし、どちらのタイプも厄介ですぐにポイントを変えてしまいます。
前までは確かにそこで泳いでいたのに、今日はどこにもいないなんて言う事態に遭遇することも結構あります!
そうなると大変で、今日コイがいるポイントを探すために何度も何度もキャストすることになります。
ですが、基本的にコイが潜むポイントには共通点があります。
それを覚えておくだけで、移動する頻度も少なくなり、ストレスなく釣りを楽しめます。
その共通点とは「地形が複雑」と「流れが緩やか」そして「餌が豊富」だということです。
それでは、それらの条件を持った、必ずキャストするべき3つのポイントを紹介します。
鯉釣りのポイント①
カーブの内側
なぜカーブの内側が釣れるのか?
川での代表的なポイントと言えばカーブです。
しかし、コイを狙う場合はこの中でも内側を重点的に狙いましょう。
川の内側は基本的に流れの関係で「浅場で流れが緩い」というポイントになります。
流れが緩いということはコイの餌となるものが溜まりやすいので、たまり場になることが多いという訳です。
さらにコイには浅場を好むという特徴があるので、餌が溜まりやすく過ごしやすいカーブの内側はコイが潜んでいる絶好のポイントになるのです。
鯉釣りのポイント②
テトラポッド
なぜテトラポッドが釣れるの?
コイは非常に食欲旺盛な生き物で、食べられるものなら何でも食べる雑食性を持っています。
ですが、先述した通りコイは人間から与えられる食べ物を除くと、甲殻類や貝類を主食としています。
そしてテトラポッドはそんなコイの餌となる生き物が豊富に存在している、コイにとっての絶好の餌場なのです。
さらにテトラポッドの周辺は地形が複雑なことが多く、上流から流れてきた餌が溜まっていることが多いためコイが集まっていることがあります。
鯉釣りのポイント③
流れ込み
なぜ流れ込みが釣れるの?
この流れ込みは先述した二つ目のタイプのコイ、流れてくる餌を待っているコイを狙ったポイントです。
知っている方がほとんどとは思いますが、流れ込みとは他から水が流れてきているポイントのことを指します。
このポイントは水中の酸素量が多く餌となるプランクトンが豊富なため、様々な生き物が集まってきます。
その中にはコイが餌とする稚魚なども大量に集まるため、コイは自然とこのポイントに集まってきます。
他にも「水門の周り」や流心から外れた川の流れが緩やかな「流れの脇」も餌となる生き物が豊富でおすすめのポイントです。
コイはぶっこみ釣りがオススメ!
出典:釣りお役立ち便利ガイド
ぶっこみ釣りに必要なものは針とオモリだけです。
非常にシンプルな仕掛けで、初心者の方にもお勧めできる釣り方です。
やり方も簡単で、針に餌を付けてキャストするだけ。
「それだけで本当に釣れるの?」と思う方もいるかもしれませんが、コイはとても食欲旺盛な魚です。
それゆえ餌さえあればどんな釣り方でも釣れてくれます。
それなのになぜ私がぶっこみ釣りをおすすめするかというと、ぶっこみ釣りはコイの習性と非常に相性がいいからです。
その習性とはコイは水底にある餌を探し食べるというものです。
それゆえ水底に餌をぶら下げることのできるぶっこみ釣りは非常にコイと相性がいいのです。
さらに、ぶっこみ釣りはシンプルゆえにトラブルが少なく強度が高いという特徴があります。
コイの引きはすさまじく、ロッドが折れることや仕掛けごと逃げられることも珍しくありません。
ですが、そんな問題もぶっこみ釣りだと解決です。
もし以前なんとなくコイ釣りに出かけて、仕掛けごと逃げられたりする経験があるのなら、ぜひぶっこみ釣りを行いましょう。
コイのぶっこみ釣りタックル
コイをぶっこみ釣りで釣ろうとしてロッドを折られたり、仕掛けごと逃げられた経験をした方は多いのではないのでしょうか?
そう、コイの引きの強さは本当にすさまじいのです。まさにモンスターです!
ですので、その引きの強さにやられないためにも、ぶっこみ釣りのタックルの中でも重要になるのはロッドとリール強度です。
半端なモデルでは、直ぐにタックルはのされてしまうばかりか、最悪破損する可能性がありますので、しっかりとしたものを選ぶ必要があります。
コイ釣りのロッド
コイをぶっこみ釣りで釣るのなら3LBのカープロッドを使いましょう。
このロッドはヨーロッパスタイルのコイ釣りで使われる竿で、いうなればコイ釣り専用に開発されたロッドです。
値段も1万円ほどのお手ごろな価格から、5万円ほどの高品質で高価格なものまでそろっているので本気でコイ釣りを本気でやりたい方や、ちょっとだけ試してみようという方でもしっかりと選べます。
以前までは希少で手に入りにくかったですが、最近になってかなり手に入りやすくなりました。
もしコイ用の竿を買い替えようという方がいれば、これを機に買い替えてみてはいかがでしょうか?
また、カープロッドを持っておらず買い替えるのも面倒という方は磯竿の4号でも十分コイと勝負できますので、そちらをつかってみてもいいと思います。
コイ釣りのリール
ぶっこみ釣りでコイを狙うなら、スピニングリールの4000番台のものがおすすめです。
しかし、スピニングリールを選ぶ際には2つの重要なポイントがあります。
それは、「ドラグ機能」と「4号ラインが150m以上巻けること」です。
これには理由があります。まず、その引きの強さからコイ釣りでは糸切れが多発してしまいます。
その際に何の対策もしなければ仕掛けを取り換えては壊されを繰り返し、まったく釣りになりません。
ですのでドラグ性能がいいリールを選ぶというのはコイ釣りでは非常に重要になります。
目安としては最大ドラグ力が10キロ程度のものだったら安心です。
またコイ釣りではその激しい引きに耐えるために4号のラインを使うので、その号数を巻けるだけのリールを選ぶのも重要になります。
さらに、コイが暴れまわりリールが出たときにも150mほど巻けるだけの性能のリールを選ぶと安心して勝負できます。
ライン
ラインは4号ほどのナイロンラインがおすすめです。
ナイロンラインはPEラインと比べて感度は劣りますが、その分ライントラブルが少ないです。
コイは非常によく走り暴れまわるのでライントラブルになりにくいというのは大きなメリットです。
私も以前PEラインを使っていた時に、ライントラブルが多発した上にコイにラインが絡まるという事態に陥り、その結果逃げられたという苦い経験があります。
しかし、ナイロンラインに変えてからはあまりそのような事態に陥ることがなくなったので、実体験からもナイロンラインのほうがPEラインよりも適していると断言できます。
仕掛け
針はチヌの4号を使いましょう。
このサイズの針だとコイが相手でも安心して釣りを楽しめます。
さらに、コイ釣りに際して最大の障壁である糸ヨレを防止するサルカンは非常に重要です。
3号程度の大きさのものを使うとしっかりと働いてくれますのでぜひこのサイズのものを使いましょう。
また、ハリスはフロロカーボン性のものを使いましょう。
コイは地形が複雑な場所で餌を捕食するという特徴があるので、根ずれに強いフロロカーボン性が最も適しています。
また、長さは2~3mのものを使うのがおすすめです。
オモリは10号から15号の誘導式の中通しオモリを用意しましょう。
できるだけ多くのサイズを用意することで状況に合わせて臨機応変に釣りをすることができます。
また、中通しオモリには魚の食いがいいというメリットがあるため、活性が高いコイを釣るにあたって非常に適しています。
さらに重りを誘導式にし、違和感をなくすことによってさらに魚の食いをよくするのもコイを釣り上げるコツです。
餌
コイの餌には虫餌などの生餌と加工餌の二種類が存在しますが、個人的には加工餌のほうをおすすめします。
というのも、虫餌を使うとコイ以外のオイカワなどのほかの魚も寄ってきて、餌取りが発生してしまうからです。
確かに虫餌のほうが即効性は高く、すぐに魚が寄ってきてくれるのですが、餌取りばかりでまったくコイが釣れなかったらかなり悔しいですよね。
しかし、加工餌ではそのような心配はないうえに、撒き餌を行うことで虫餌と同程度の誘因力を発揮できるので加工餌のほうがコイ釣りには適しています。
コイ釣りに必要な道具
竿立て
コイ釣りは基本的にアタリが来るまで待つ釣りです。
そのためずっと竿を持つのにも疲れるので竿立ては必需品と言っても過言ではありません。
選んだロッドに適した竿立てを買っておきましょう。
タモ
こちらも竿立てと同様コイ釣りでは必需品です。
タモがなければ、せっかく手前まで持ってきたのに最後の最後に持ち上げられずに逃がすしかないなんて最悪な事態に陥ることもあります。
狙うサイズのコイをしっかりと入れられる大きさのタモは必ず用意しましょう。
季節で釣れる魚は下記でチェック↓↓