大型のヒラマサやヒラスズキにイシダイ・・・。
夢のビックフィッシュを求めて釣り師が集う場所・・・
そう、それが磯
しかし、磯釣りには多くの危険があり、最悪命を落とすこともある釣りです。
何も知らず、釣りを行えば、当然リスクも大きくなります。
この記事を通して、しっかりと学びを深めつつ、楽しく磯釣りを行ってください。
目次
磯に入る前に注意しておくこと!
磯に入る前に、磯でのマナーや釣りにおける危険察知方法を知っておくべきです。
近年ではYoutubeなどを通して、磯釣りで魚を釣るシーンを見る機会が増えたと思います。
しかし、これを見た初心者の一部は誰でも簡単に磯で釣れると勘違いしている方が非常に多く感じます。
ルールを守らずトラブルになったり、釣り場にゴミを捨てたりと、マナーの悪い方が多くいます。
また、海の危険さを知らず、無謀な行動を犯し、最悪事故に巻き込まれるケースなどもあります。
ここでは、磯釣りをする上で必ず守らなければならない事をお伝えしますので、しっかりと理解しておいてください!
磯での危険回避
①潮位をしっかりと確認する
②フィールドの地形を確認する
③天気や気象情報は必ずチェックする
④波のセットには注意する
⑤万が一のことを常に意識する
⑥安全装備は確実にするする
磯釣りにおいて最も基本的な危険回避は以上の通りです。
これから具体的に解説していきますので、必ず実践しましょう。
①潮位をしっかりと確認する
磯釣りやウェーディングをする釣りにおいては、潮位は非常に重要です!
それを確認する方法としてタイドグラフなどがあります。
タイドグラフは潮の上げ下げが、どの時間にどれくらい起こっているのかを確認できるグラフで、魚の活性を図るツールとしても多く使われます。
しかし、釣れる確率が高いことを調べるのがタイドグラフ役目ではありません。
タイドグラフの本来の使い方は、潮位の上げ下げの時間帯を正確に知ることによって、安全に釣りを行うためのものです。
平磯なら、干潮時には出ていた磯が潮位が上がったら水没してしまいます。
それを知らずに、釣りに夢中になっていると岸に戻れなくなることもありますので、必ず潮位は確認するようにしてください。
②フィールドの地形を確認する
実際に釣りをする前に、フィールドの地形などを確認しておきましょう。
グーグルマップなどの航空写真などをみれば、浅場や深場など確認できます。
これを知っておくのと、知っていないのでは明らかに危険度は違います。
③天気や気象情報は必ずチェックする
釣りにおいては必ず気象情報は確認しておきましょう。
また、堤防などで釣りをする場合よりも磯などの方がより気象の変化がダイレクトに起こります。
急な高波やゲリラ豪雨などは命の危険もありますので、危険を感じたらすぐに撤収するようにしてください。
当日の波や風、また天気や雨など必ず確認して、安全に釣りが出来る環境で釣りをするようにしていきましょう。
④波のセットには注意する
yahoo天気より
釣りのポイントに着いた時は、穏やかでも、急な高波が来る場合があります。
しかし、これは決して偶然ではなく、注意すれば防げることです。
それを防ぐには、波に起こる「セット」という言葉を知っておくことです。
波のセットとは、定期的に波と波が重なり大きくなることを言います。
このセットは一般的に30分に1度程度と言われていて、そのセットの中でも大小もあります。
なので、最低でも30分は入るポイントの波を観察してください。
ここで、一度も波が来ないという事であれば、確実に安全とは言えませんが、波が来る確率はかなり低くなります。
一度でも波をかぶるようなら、絶対に避けるべきです。
※コチラの動画は偶然発見したものですが、波の恐怖を十分に感じることが出来る動画です。
⑤万が一のことを常に意識する
これはどのような事に関しても同じです。
例えば、車の運転もそうですよね。
もしかしたら・・・
この可能性もあるかも・・・
これは危機回避において至極当然の話です。
ましてや、人間相手と違い、相手は自然ですので、こちらの都合など全く関係ありません。
命あっての釣りです。
少しでも危険な場合はやめる勇気を持つことが重要です。
⑥安全装備は確実にする
出典:おバカの休日クラブ
釣りなどの、自然を相手にするスポーツや趣味の場合は、安全装備は非常に重要です。
上記で説明したことをしっかりと理解し、行ったとしても、万が一のこともあります。
その場合、安全装備があなたの命を救う可能性を上げてくれます。
特に磯釣りは、堤防、サーフよりも、しっかりとした装備を揃えなくてはいけません。
ここでは磯釣りで必ず必須な道具やあったら便利なものを紹介していきます。
磯での必須アイテム
①ライフジャケット
言うまでもなく磯釣りには必須なアイテムです。
一部の釣り師は、フィッシングベストしか着用していない事もありますが、フィッシングベストは安全面では全く意味がありません。
また船釣りで使うような拡張式のライフジャケットも磯釣りには不向きです。
急な高波などで落水した場合には、拡張させている余裕もありません。
なので、磯釣りで使うライフジャケットは、ウェーディン専用のものか、浮遊力の高いフローティングベストを着用するのが基本です。
また、サーフや河川、干潟などで使っているウェーディングベストは収納性が優れているものが多くありますが、磯釣りの場合は、磯のアップダウンや泳ぐ場合もあるので、なるべく軽量で動きやすいものが最適です。
Hele i Waho(ヘレイワホ) シュノーケリングベスト
あなたがウェーディングをしてポイントに向かう事が多いのなら、動きやすく泳ぐことを前提として作られたフローティングベストかショートタイプのライフジャケットがおススメです。
ここで紹介しているウェーディングベストはシュノーケリングのものなので、非常に軽く動きやすいのが特徴です。
また、釣り具メーカーと比べて、3000円台とかなり安く購入できるので非常におススメです。
RBB ロックショアベストII
「自分は安心の釣りのブランドが良い!」ってことであれば、ロックショアベストはおススメです。
磯釣りに必要な要素を、実釣をもとに製作していますので、間違いなく使いやすいし、信頼できるアイテムです。
先程のベストより釣りのアイテムの収納が充実していて、スイム面はもちろん、キャストや魚が掛かった際も動きやすくなっています。
②ウェットスーツ
磯釣りにおいては、安全面などを考慮するとウェットスーツが一番です。
よく高い磯で釣りをする人で、普通の衣服や堤防で来ているようなカッパなどを着ている方がいますが、万が一落水した場合は衣類やカッパの中に水が流れ込み泳ぐのが困難になります。
また、ウェーダーも非常に危険です。
スパイク付きのウェーダーなどで磯に入る人もいますが、とても危険です。
ちょっとした入水程度なら良いかもしれません。
しかし、万が一転んだ場合や波で飛ばされた場合はウェーダーの中に水が入り身動きが取れなくなるので、実は衣服以上に危険です。
落水した場合は確実に命の危機となります。
なので、これを見た貴方はウェットスーツを着用しましょう。
ウェットスーツには、サーフィン用のものが多く出回っていますが、サーフィンのウェットスーツは釣りには最適ではありません。
なぜなら、サーフィンのウェットは水で動くために開発されたものだからです。
安全面では問題ありませんが、サーフィンは水で活動することを前提として作られているので、水中でも体温を低下させないようにスーツ自体が体にしっかり密着しています。
しかし、釣りにおいては泳ぐシーンより、陸の上でキャストをしている方が圧倒的に多いです。
ウェットが体に密着しているので、キャストする時には肩や腕がホールドされていて、結構な力を使いますし、磯場のアップダウンでも、膝関節や股関節がうまく動かないと非常に疲れます。
つまり、釣りに最適なウェットとは、肩や膝などの関節部のストレッチが、陸でも容易に動かせる事が必要なわけです。
しかし、釣り専用のウェットは非常に高額なものが多いのも実情です。
その為、磯釣り初心者には、なかなか手が出ない人もいるでしょう。
なので、今回紹介するのは、サーフィン用ですが、陸でも動きやすく、手頃なウェットスーツを紹介していきます。
こちらの2種は価格も手ごろで、陸でもストレッチが聞く様に出来ています。
もちろん、ウェットスーツなのでスイム性能も問題ありません。
釣り専用のウェットには手が出ないけど、動きやすいものが欲しいという事ならアリではないでしょうか。
MAZUME(マズメ) mazume x AIMS ウェットスーツ 3点セット
やっぱり、釣り用のウェットは欲しいという事なら信頼のあるMAZUMEがおススメです。
こちらは3点セットになっていますのでお得なモデルとなっています。
性能は釣り用に方や膝の部分にストレッチがきくようになっているので釣りが非常に楽になります。
③フィッシンググローブ
磯釣りではグローブは必須です。
なぜなら、急な高波などが来た場合に岩場に掴まりやすいだけではなく、吹っ飛ばされた場合でも手を保護してくれます。
また、冬場などの気温や水温が低い時に釣りをする場合、手の保温効果も期待できます。
あるとないとでは、本当に雲泥の差で、グローブがない場合、冬場は手がかじかんで釣りになりません。
磯釣りに付けるグローブは5本の指ともにあるものが良く、先端がカットされているものはラインの結束や細かい作業がしやすいです。
また、グローブの生地も重要で、磯で使用するなら、タイタニウムグローブが特におススメで保温力が段違いです。
夏場などは、薄手のメッシュ生地でも問題ないと思いますが、フィンガーレスのものは安全面では若干危険です。
④スパイクシューズ
磯釣りではスパイクシューズは絶対に必須です。
特に濡れた岩場や海苔の上は非常に滑ります。
スパイクシューズがあれば全く滑らないというわけではありませんが、スパイクが付いているいないでは、全く違います。
アップダウンが多く、水に濡れる事がないような高磯なら、シューズタイプおススメです。
また、ウェーディングするような平磯ならば磯足袋がおススメです。
最後に・・・
今回は磯釣りを安全に楽しむための準備や知識などをお伝えしてきました。
しっかりとした基礎知識と事前準備、そして安全装備。
今回お伝えしたことを、しっかりと実践して安全な磯釣りを楽しんでください。
季節で釣れる魚は下記でチェック↓↓