ソイはロックフィッシュの中でも比較的簡単に狙える魚です。
そのためルアー釣りをしようか悩んでいる釣り初心者にもお勧めのターゲット!
また、釣りやすいというだけでなく、引きが非常に強力なので手ごたえのあるバトルを楽しめます。
そのうえ釣りたての新鮮なソイを刺身にして食べると、ぷりぷりの食感が楽しめて非常に美味!こんな魅力たっぷりのソイを釣らない手はありません。
ですが、いくら釣れやすいといってもやはり基本的な知識がなければ釣り上げられる可能性は大きく下がってしまいます。
そこで今回はソイの釣れる時期から釣れるポイント、さらには釣るコツにおすすめのタックルなど徹底的にご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください。
目次
ソイが釣れる季節
出典:ロックフィッシュ大全
ソイはサイズや場所にこだわらなければ、基本的に年中釣れる魚です。
しかし、いくら一年中釣れるといってもやはり魚というだけあって釣れやすい時期は存在します。
また、ソイといっても、いくつか種類があり、多少の時期のずれなどがあります。
一般的にソイの釣れやすい時期は11~2月の晩秋から冬にかけてです。
この時期は交尾期のためソイが活発に活動するようになります。
その結果、非常に釣れやすくなるという訳です。
ですが、ソイの出産までは交尾期から約半年ほど時間があるのでこの時期以降の活性も出産に備えて高まり、比較的釣れやすいです。
4月くらいまでは釣れます。
しかし、その時期以降は水温が上がり始めるので、ソイはそれを嫌って深場に移動します
。なので、春から夏にかけてはなかなか釣れてくれません。ソイを釣るのなら冬場が主流です。
ソイが釣れるポイント
ソイの釣れるポイント①
消波ブロックや沈み根
ソイの釣れる1つ目のポイントは消波ブロックの周辺です。
なぜこのポイントが釣れやすいかというと、それはソイの習性と関係があります。
その習性とは非常に縄張り意識が強いということです。
そのため自分より大型の個体などに住み場を奪われたりした個体はいつまでも住み場を見つけることができずにさまようことになります。
そして、実はそのような個体はかなりの数いるのです。
そのような住処を奪われた個体にとっては新しくできたテトラはまだ他のソイが居ついていないので簡単に居つくことができるポイントです。
その結果、新しいテトラ帯の周辺には住み場をなくしたソイが集まりやすい傾向にあるというわけです。
他にも、海底の沈み根や大小の石があるゴロタ場はソイの絶好の隠れ場となる為、好ポイントになります。
特に磯場の沈み根は数、型ともに期待できます。
また、磯エリアなら干満の差で出来たタイドプールや浅瀬でもソイが居付いています。
ソイの釣れるポイント②
外灯周辺
ソイの釣れる2つ目のポイントは外灯周辺です。
このポイントには光に誘われてやってくるプランクトンが集まってきます。
そして、それを食べるためにソイの主食となる小魚や甲殻類も集まってくるのです。
その結果、ソイが釣れやすくなるという訳です。
特に明るい場所と暗い場所の境目となるポイントは釣果実績が非常に高いポイントですので、必ず探るようにしましょう。
また、外灯が設置されているポイントは大体足場がしっかりしているので、初めてソイ釣りに来た人や釣りを始めたばかりの方はまずはこのポイントから探ることをおすすめします。
ソイの釣れるポイント③
スロープの切れ目
船止めのスロープの切れ目もソイや根魚の好ポイントです。
一般的に、スロープは切れ目の部分から深場になっています。
その為、そこに潜んで表層付近を泳いでいる小魚などのベイトを狙っています。
ソイの釣れるポイント④
停留船や浮き球のシェード
昼、夜を問わず釣れるのが、障害物のシェードです。
特に大型の停留船のシェードは、かなりの確率で居付いていることが多いです。
また、夜間やマズメなどの薄暗い時間帯なら、漁港などになる業務用の浮き球周りもシェードが出来るので狙い目と言えます。
ソイの釣り方
出典:北海道の釣りを楽しもう!-北海道エンジョイフィッシング!
ソイをミノーで釣る方法は非常に簡単です。
フォールを入れながら、ゆっくりとタダ巻きリトリーブが基本です。
それを何度か繰り返し、反応がなかったら軽めのトゥイッチやジャークなどの控えめなアクションを試します。
夜釣りだと中層から表層付近、昼釣りなら底付近を目安にしていくと釣れやすいです。
この際できるだけ誘いはゆっくりにしましょう。
ソイは動きが遅いので、ゆっくりとした誘いのほうが掛かりやすいです。
そして、アタリが出たら一気にごり巻きしてしまいましょう。
根魚は一度居ついている場所から引き釣り出されたら本能的に戻ろうとします。
その結果根に潜られたらラインなどが切れてばらす原因になりますので思い切ってごり巻きするようにしましょう。
また、その際にロッドの切っ先を海の方向に向けておくとうまく根から引きずり出せるのでおすすめです。
ソイを釣り方のコツ①
釣りに行くタイミングが大事
ソイを釣るコツは釣りに行くタイミングを見極めるということです。
実はソイは他の魚と違って朝と夕のマズメ時によく釣れるわけではないのです。
日が高く上がっている真昼でも釣れることがあるほど、釣れる時間帯がばらばらです。
その結果、闇雲に釣りに行ってもまったく釣れない事態に陥ることになります。
なので、ソイを釣りに行くときは必ず潮の動きと海水温を調べておきましょう。
潮が止まっていたり雨などの影響で海水温にばらつきが出ているときは食い気が悪くなります。
海水温の具体的な目安としては16~18度です。
このくらいの海水温で安定していた場合、ソイが釣れる確率がぐっと高まります。
ちなみにナイトゲームのほうが大型のソイが釣れる傾向にあるので大型を釣り上げたいという方は夜に釣りに行くことをおすすめします。
ソイを釣り方のコツ②
一度釣れた場所は好ポイント?
出典:TSURIHACK
ソイを釣る2つ目のコツは一度釣れたポイントを何度も探ってみるということです。
というのも、上記したようにソイは非常に縄張り意識の強い魚だからです。
そのため一度居ついたらなかなかその場を離れようとしません。
住処を持っていないソイには非常に厳しい環境ですが、それは逆を言えばもし空いている住処を見つけられたらすぐにその場所に居つくということです。
なので、そのような住処を持っていないソイが近くにいる場合、その空いたスペースにソイが入ることが多々あります。
そのため一度ソイを釣り上げたらしばらく違うポイントを探して時間を空けてから再度ルアーを投入するようにしてみましょう。
そうするだけで周りと釣果に大きく差をつけることができますよ。
ソイを釣り方のコツ③
ランガンでポイントを見つけよう!
出典:ルアマガ+
ソイを釣る一番の近道は好ポイントを見つける事です。
なので、ランガンはそれを見つける為にも非常に効果的です。
堤防などの場合は、根があるポイントや消波ブロックなどを探ります。
小磯などでは、岩の隙間や沖の根回りなどが有望です。
とにかくサイズ問わず釣りたいのなら、穴釣りが簡単でボウズの可能性は低い釣りです。
ソイ釣りのタックル
ロッド
ソイを狙うとなるとロックフィッシュ専用のロッドを選びがちですが、専用ロッドは選ばないようにしましょう。
というのも、ソイはアイナメやクエなどのロックフィッシュと比べるとサイズが小さいからです。
そのため、パワーのあるロックフィッシュ専用のロッドよりも取り扱いの簡単な短めのサイズのロッドを選ぶことの方が重要です。
そのため個人的にはメバルロッドのMLをおすすめします。
ULだと30㎝を超えたソイが掛かった時に対応できない可能性がありますが、MLだとしっかりと対応できます。
また、長さは取り扱いの面から7フィート前後のものを使うようにしましょう。
堤防や漁港から狙うのであればこのサイズで十分です。
ですが、磯で釣ってみたいという方はもう少し大きめのサイズのロッドを使うことをおすすめします。
ロッドを選ぶ際にはディップで悩む方も多いと思いますが、ソイ釣りの場合はチューブラーがおすすめです。
というのも、ソリッドタイプはバイトをフッキングしやすいのですが、ソイはワームを丸呑みしてしまうのでそのメリットが全く生かせません。
なので、耐久性の高いチューブラーのほうが何のメリットもないソリッドタイプよりもおすすめという訳です。
リール
リールは2000番台のスピニングリールをおすすめします。
スピニングリールはトラブルが少なく快適に釣りをすることができるので、特に初心者の方はスピニングリールを使うようにしましょう。
また、番台は2000番がおすすめです。
というのも、ソイ釣りでは何度も繰り返しキャストすることになるので軽さを考慮するということは非常に重要だからです。
また、選ぶ際の注意点として必ずノーマルギアのものを選ぶようにしましょう。
ハイギアタイプはハンドル一回転で非常に多くの量のラインを巻き取ることができるのですが、そのメリットがソイ釣りでは逆効果になってしまいます。
ソイは素早く動くものよりもゆっくり動くミノーに反応を示すからです。
そのためうっかりハイギアを買ってしまうと想像よりも早くワームが動いてうまく誘うことができないという事態に陥ってしまいます。
そうならないためにも、必ずノーマルギアを使うようにしましょう。
ライン
ラインはナイロンとフロロカーボン、PEの三種類が主流ですが、ソイを釣るのならPEラインが最もおすすめです。
リーダーの結束は少し難しいですが、飛距離を出すことができるし初心者でも快適に釣りを楽しめるので特別なこだわりがなければPEを使いましょう。
また、ワームの操作がしやすいというのもおすすめする理由です。太さは0.6号で150m以上の長さがあれば大丈夫です。
また、フロロカーボンのラインを使うのはおすすめしません。
フロロカーボン性のラインは根ずれに強いので一見根魚と相性がいいように思えますが、とにかく糸癖がつきやすいのでライントラブルが多発します。
リールにラインが絡まってまったく釣りができないという状況に陥ることもしばしばあるので、フロロカーボンのラインはお勧めできません。
ワーム
ソイをワームで釣る場合は3~5インチのシャッド系のワームをおすすめします。
シャッド系ワームは他のワームよりもサイズが大きいのが特徴ですが、ソイは小さい個体であっても大きなワームにアタックしてくるので少し大きめのワームのほうがアピールになり釣れやすいです。
また、ソイ釣りでは夜釣りがメインとなるのでカラーはゴールドやシルバー、夜光のワームがアピールもできておすすめです。
また、ラメが入っているとアピール力も高いので特におすすめです。他にも活性が低いときにもうまく食わせるために白や青系のカラーを持っていくようにするのも釣果を上げるコツです。
さいごに
今回はソイの釣り方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ソイは初心者でも釣りやすい上に味も美味しく、さらに引きも強いと非常に魅力的な魚です。
しかし、ソイ釣りはロックフィッシュなのでその分根掛かりが多発してしまいます。
なのでストレスなく釣りをするためにも根掛かりの外し方や根掛かりしない方法などを調べてから釣りに行くことをおすすめします。
ぜひ今週末、ソイを釣りに出かけてみてはいかがでしょうか?きっと素晴らしい時間を過ごせること間違いなしですよ!
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