出典:釣りれぽ
これから外房のオフショアジギングに挑戦したいけど、釣り方やルールがわからない・・・
メタルジグやタックルもどんなものを用意すれば良いのかもわからない・・・。
そんなあなたにおススメの記事です。
オフショアでジグやプラグを使って釣るヒラマサゲーム。
20キロや30キロを超えるような大型のヒラマサを狙うオフショアの外房ヒラマサゲームは、多くの方には敷居を高く感じているようです。
その中でも、外房で年間を通してメジャーな釣り方が「ジギング」です。
ジギングとは、ロッドアクションを付けて、メタルジグに動きを付けて釣る釣り方で、多少のコツやテクニックが必要となります。
そう聞くと一層敷居を高く感じてしまうかもしれませんが、実はオフショアジギングは初心者に非常におススメな釣りなのです。
この記事では、何故オフショアジギングが初心者にオススメなのか?
また、オフショアジギングの始め方や釣り方、おススメのタックル&メタルジグなどを詳しく解説していきます。
これを読んでもらえれば、オフショアジギングをしっかりと理解できると思いますので、最後までご覧ください。
目次
オフショアジギング
初心者におススメな理由
釣りには大きく分類して陸から釣る「ショア」と船などで釣る「オフショア」があります。
「ショア」と「オフショア」単純に比較して、どちらが釣れると思いますか?
答えは「オフショア」です。
この要因には、色々な要素がありますが、一番の要因は釣り場のポイントになります。
ショアから釣る場合には、魚の生息しているポイントがオフショアに比べて少なく、魚へのアプローチポイントはどうしても沖合に面した磯場などになってしまう為、危険を伴います。
また、ショアの釣りで釣果を上げるには、「季節」、「気象」、「潮」、「波」、「ベイト」等の様々な要素からポイントを選択しなければなりません。
その為、経験値の少ない初心者ではなかなかポイントを見つける事が難しく、どうしても回遊待ちの「ラッキーパンチ」を待つ状態となってしまいます。
しかし、オフショアであれば回遊の多いポイントや魚群探知で魚の反応のある場所で釣る事が出来る為、ポイントを自分で探すことはありません。
基本的に、その海域を知り尽くした船長がポイントを案内してくれるので、釣果に結び付くのは当然の流れとなります。
多くの方は、テクニックやルアー、タックルは重要だと考えているようですが、大前提として、釣果に一番直結するのは「ポイント選び」であるという事は覚えておいてください。
どんなにテクニックがあろうが、どんなに高級なタックルを使おうが、ポイント選びが出来なければ釣れる事はありません。
オフショアジギング
始め方や基礎知識
オフショアで釣りをする場合は、先ずは乗船の予約をする必要があります。
詳しい予約方法や一連の流れやルール、必要な道具などは下記の別記事にまとめてありますので、こちらを参考にして下さい。
次にオフショアジギングで知っておきたいのが、ポイントへのアプローチ方法です。
外房のオフショアジギングでは、「どてら流し」という流し方が基本です。
どてら流しというのは、ポイントに対して風を使って流していく方法です。
上記の画像で、右手側に魚影やポイントがあるのなら、流れを使って近づいていきます。
その為、この場合の左側はキャストするとポイントから遠のいてしまうので、足元付近に落とすのが一般的です。
そうすることで、自動的にポイントにアプローチできるわけです。
こちら側は向かい風となるので、基本的にはジギングで狙う場合が多いかと思います。
反対に右側では、風によって船がポイントに近づいていくことになるので、遠くへキャストするのが基本です。
足元におとすと仕掛けは左側に流れてしまいますので、船底に引っかかったりなどのトラブルが起こる可能性があります。
こちら側の場合には、メインはプラグ又はジグのキャスティングになります。
ほとんどの釣り船はポイントごとに右側、左側を入れ替えてアプローチするので、どちらが有利ということは基本的にはありません。
オフショアジギング
キャストの方法
乗合の釣り船では、ほとんどの場合は「アンダーハンドキャスト」がメインのキャスト方法になります。
乗船人数が少ない場合や船首(ミヨシ)の場合には「オーバーハンドキャスト」が出来る場合がありますが、「アンダーハンドキャスト」が基本です。
アンダーキャストは慣れれば誰でも出来る投げ方なので、とくに心配する必要はありません。
ショアからの釣りと違い、飛距離もほとんど必要ないので、前方に軽く投げられれば問題ありません。
混んでいる場合には、しっかりと正面に投げられるように練習しておくと良いかもしれません。
オフショアジギング
しゃくり方&アクション
オフショアジギングで使うアクションは主に「ワンピッチジャーク」と呼ばれるものです。
他のジャーキングもワンピッチジャークの派生なので、まずはしっかりと「ワンピッチジャーク」をマスターしましょう。
「ワンピッチジャーク」とは、リールを1回転させるごとに、ロッドを上にジャークさせる方法です。
初めてオフショアジギングをする方は、無駄に力を入れすぎてしまう事が多く、疲労もかなりのものです。
しかし、コツさえ覚えれば、そこまで難しいものではなく、軽い力でもしゃくる事が出来るようになるので、イメージトレーニングと練習が必要です。
コチラの動画は非常に参考になるかと思いますので参考にしてみて下さい。
オフショアジギング
おすすめタックルと選び方
オフショアでヒラマサを狙うなら、初めのタックルはジギングタックルがおススメです。
キャスティングでは、シュチュエーションがかなり絞られるますので、いつでも使えるジギングタックルを揃えるのが良いかと思います。
先ずはロッド選びですが、ジギングタックルでもキャスティングタックルでもそうですが、最初の1本目は汎用性があって、扱いやすいロッドがおススメです。
具体的には6フィート前半のロッドで、M~MHクラスのロッドが扱いやすいと思います。
このロッドパワーであれば、外房で使うであろうジグウェイトのほとんどに対応できますし、ジャークもしやすいです。
まずは、このくらいのロッドで初めてみて、特定のシュチュエーション攻略に必要性を感じたら専門のロッドを購入すれば良いかと思います。
オススメのジギングロッド4選
私が実際に使用してオススメだったのが以下の4機種です。
はじめの1本であれば上2つのエントリーモデルを選べば、性能、実績等間違いありません。
ダイワ・ブラストとシマノ・グラップラーの同タイプを比べると若干ダイワの方がしなやかです。
グラップラーの方がしゃっきりとした印象です。
上位機種のソルティガは言うまでもなく、最高峰のロッドです。
予算さえ許せば、これを選んでおけば間違いありません。
後はリールとの兼ね合いで、ダイワのリールが好きならダイワのロッドを選べば良いし、シマノのリールが好きならシマノを選べば無難です。
何故かというと、基本的にダイワ、シマノともに自社の製品で開発テストを行っています。
なので、スペック通りの性能を引き出すなら同一メーカーの方が望ましいと思います。
個人的に一番おすすめなのが、ヤマガブランクスのギャラハド。
国内産の数少ないロッドで、性能、安心感ともに申し分ありません。
リールもダイワ、シマノともに選べるのも良い点です。
DAIWA |
SHIMANO |
DAIWA |
ヤマガブランクス |
オススメのジギング用リール
基本的にはダイワ、シマノの8000番(ダイワ旧表記4500番)のものを選んでおけば間違いありません。
ギアはPG(パワーギア)、HG(ハイギア)、XG(エキストラギア)の3タイプのものが販売されています。
まず初めの1台目を選ぶなら、汎用性の高いHG(ハイギア)モデルを選ぶと良いでしょう。
パワー PG>HG>XG
巻き取り量 PG<HG<XG
リールのグレードは上位2機種を選んでおけば間違いありません。
やはり最高級のリールだけあって、耐久性能も抜群です。
(ダイワ ソルティガ/キャタリナ)(シマノ ステラSW/ツインパワーSW)
また、モデルチェンジも7~8年に1度なので、長らく最新モデルを使えるのも良い点です。
特にステラやソルティガは10年以上愛用している方も沢山いるので、どれだけタフなリールかわかると思います。
中途半端な価格帯のものは、耐久性では上位機種より見劣りしますので、ヒラマサなどを狙うなら常に故障のリスクを伴います。
それならば、レンタルタックルを借りた方が良いかと思います。
オススメのメタルジグ
外房海域で使うジグは100~200gのジグが基本です。
水深は20~40mの所が多いので、120~150gぐらいが一番使いやすいです。
(水深×2)+60gを目安とするとよいかと思います。
先程も触れましたが、外房の水深は浅い所が多く、水深の深いところで行うようなバーチカルのジグはあまり出番がありません。
なので、スイム系のジグが強い傾向があります。

外房のスタンダードジグ。
とにかく、引き抵抗が少なく、軽いロッドアクションでもジグがアクションしてくれます。
浅い水深の斜め引きに非常に強く、実績も高いのでおススメです。

こちらも外房で人気のジグ。
フォールアクションに優れていて、とにかく扱いやすいのが特徴。
実績も申し分ないのでコチラもおススメです。