ショア(おかっぱり)からルアーで狙う、真鯛ゲーム。
マダイと言えば一般的には船などで沖合で釣る魚だというイメージが強いかと思います。
しかし、外海に面したエリアでは、タイミングさえ合えば、1年を通してショアから狙えるターゲットが、このマダイというターゲットです。
特に、春先ののっこみシーズンになれば、産卵をする為、浅瀬にやってきます。
この時期のマダイは産卵を控えているので、ベイトを荒食いする季節で非常に狙いやすいことでも有名です。
普段は警戒心の強いマダイもこの時期だけは非常に釣りやすい時期になります、
特に、黒潮の影響を受ける外海エリアでは、ベイトの回遊も多く、ほかの地域よりもショアからマダイが釣れる期待値は高くなります。
しかし、これから「マダイ釣り」始めたいと思っている方の中には、
「どのように釣れば良いのか?」
「どこで釣れるのか」
「どんなタックルが適しているのか?」
などの疑問があるかと思います。
そこで、今回は、マダイの釣り方やコツ、釣れるポイント選びなどを解説していきたいと思います。
また、マダイのタックルの選び方なども紹介しています。
目次
ショアマダイを釣る為の条件
マダイの釣れる条件❶
ベイト(餌)
ショアから狙う真鯛ゲームにおいてベイトフィッシュの要素はメチャクチャ重要です!
ベイトフィッシュがポイントに入ったときは爆釣チャンス!
警戒心の強いマダイもこの時ばかりは、一気に警戒心は薄まります。
のっこみ時期はイワシがベイトになっていることが多いですが、イワシにはマイワシやカタクチイワシなど、イワシでも魚種によって大きさが、違います。
その為、フィッシュイーターが捕食しているイワシのサイズによって、ルアーの大きさも変更しなければいけません。
特に厄介なのが、捕食しているベイトが小さい時で、この時のマダイは偏食している可能性が高いです。
そのような場合には、極小ルアーにしか反応しませんし、食い渋るケースがあります。
基本的に真鯛に使うルアーは10cm~20cm前後のものを使います。
なので、ベイトが5cm以下だと、例えベイトが入っていても釣れないケースが多いです。
しかし、ほとんどの場合はベイトがポイントに入りさえすれば、爆釣タイムになるので、マダイは勿論のこと、シーバス、ヒラメ、青物なども狙えるチャンスタイムです。
マダイの釣れる条件❷
黒潮
のっこみ時期になると半島付近に黒潮の寄ることがあります。
年によって蛇行進路が変わるので、特別沿岸に黒潮が寄った年は爆釣になります。
先程のベイトフィッシュにも関係することですが、ベイトとなるイワシは黒潮の流れに沿って回遊しています。
つまり、黒潮が沿岸によれば、ベイトフィッシュも沿岸に寄るのは当然の流れです。
それと魚の食い気は水温も関係していて、水温が低い状態から高い状態へ移ることで一気に魚の活性が上がります。
黒潮の蛇行はのっこみ時期だけではなく、他の季節でも、定期的に起こる場合があるので、例えシーズン外れであっても黒潮がよれば十分釣れるチャンスはあるのです。
マダイの釣れる条件❸
水深&潮通し
マダイは、基本的に沿岸の岩礁地や砂礫底の中低層、水深30m~200m程度の海域で生息をしています。
その為、いくら乗っ込み時期に沿岸に寄るといってもある程度の水深がある場所でないと釣れない場合が多いです。
また、潮通しの良いエリアを好むので、釣れるポイントとしては、
漁港や堤防の潮の通り道
サーフのカレント付近
水深のある磯
などがポイントとなります。
マダイ釣り攻略3つのポイント
マダイの釣り方①
底付近をスローで攻める
ショアからルアーでマダイを狙うならシンキングルアーやメタルジグ、バイブレーションなどが有効です。
マダイは基本ボトム(海底)付近に潜んでいることが多い為、ルアーでボトム付近や中〜低層を攻めるのが鉄板です。
また、マダイは捕食があまり上手な魚ではない魚です。
ルアーの泳ぐスピードが速いとルアーにアタックしても、フッキング(針に掛かる事)しない場合が、多いので、ゆっくりルアーを見せて、喰わせの時間を与える事が大切です。
ちなみに、ポイントにベイトフィッシュが入れば、マダイはそれを狙って中層付近まで上がってきます。
その時、他の魚種も釣れていて、マダイを釣り分けたい場合は、ボトム~中層をゆっくり攻める事で、ピンポイントでマダイを釣る事が出来ます。
なので、マダイを狙う際はボトム付近を、しっかり探れて、ゆっくりと誘えるルアーが好ましいです。
マダイ釣りでオススメなルアー
私のおすすめはなんといってもジャンプライズのルアーです!
お世辞抜きに、ジャンプライズのルアーはとにかく飛距離がすご
普通、飛距離が出るルアーは自重が重くスローな釣りには向いていませんが、
ジャンプライズのルアーは一見、正対に見える「飛距離」と「スロー」を両立させた ルアーです。<>
また、ジャンプライズルアーの特徴といえば、なんといっても強度が高いこと。
ましてや相手が、マダイなどのパワフルな魚が相手なら、それなりの強度がやはり必要です。
更に、フックの強度も高いモデルが標準装備されているので、外洋の釣りなら非常におすすめなルアーメーカーです。
ポイントが遠く、遠投が必要なシーンや風が強い日、潮の流れが強いポイントなら、メタルジグを使うのがオススメ!
しかし、注意して欲しいのが、メタルジグには、使うアクションによって様々な種類があるという事だ。
一般的にただリールを巻くだけで使える平行スイムのものや、フォールアクションで誘うタイプのものまで様々で、
マダイに向いているモデルは、ただ巻きにも対応していて、フィールでゆっくりと落ちるモデルが使いやすい。
他にも、スリムタイプならば、スイム姿勢も安定していて、口の小さいマダイでもフッキングする可能性が高くなるので、こちらもオススメ。
マダイの釣り方②
ルアーのフックの強度に注意!
マダイを釣る場合に特に注意しなければならないのは、フックの強度となります。
マダイは強靭な顎を持っている魚で、非常にトルクの強い魚です。
その為、フックの強度が弱いと針が折れてしまったり、曲がってバレてしまいます。
シーバスルアーに標準でついている、トレブルフックでは強度が足りません。
最近ではジャンプライズのように、外洋の魚種を対象として、強度の高いフックを、標準装備しているルアーもありますが、ほとんどのシーバスルアーは、湾奥などで釣るように設計されているので注意が必要です。
ましてや、乗っ込み時期は10kg以上の大型のマダイや大型の青物がかかる場合もあるので、トレブルフックなら強度はMMH程度は必要でしょう。
号数(サイズ)の選び方はルアーに記載されている推奨サイズの範囲で選ぶと良いと思います。
強度を重視したいなら、シングルフックもおすすめで、フッキング率を上げたいなら、アシストフックもつけると良いでしょう。
あまりフックが重過ぎると、ルアーアクションを悪くするだけではなく、最悪ライントラブルの原因ともなるので、フックに対応しているルアーを選ぶ事が重要です。
マダイの釣り方③
ロッドは繊細なティップとバットパワーが必要!
マダイを釣る場合、特に重要なものは繊細なあたりやボトムをしっかり感知できるロッドが適しています。
ティップ(竿の先端部)は繊細かつ、かかった場合には強引なやり取りも必要になる為、バットパワーも重要です。
青物用のロッドだと反発力が強すぎてあたりを弾いてしまうことがあるので、シーバスロッドより若干強めのものを選ぶと良いと思います。
また、ルアーサイズが幅広く扱えるものが良い。25~50g程度扱えるものがbestです!
長さは飛距離が出るものが望ましい。ポイントによっても変わるが9~11F(フィート)のものが一般的になります。
ダイワのミドルモデルです。
ハイエンドモデルにも匹敵する性能を持っているので、ハイエンドモデルには手が届かない人けど、高性能なロッドが欲しいならオススメです。
ルアーサイズも10~50gと幅広く、パワーも、繊細さ兼ね備えています。
軽量なAGSガイドで、飛距離、感度に優れ、ネジレ防止の最適構造X45を搭載したことで、魚との強引なやり取りが可能です。
マダイの好ポイントとは?
①水深があって潮通しの良いエリア
真鯛を狙う上で絶対に外せないのが、潮通し良いポイントです。
外海に面している堤防や、その先端、磯やサーフなどが主なポイントとなります。
また、真鯛の攻略のキーワードとして「水深」があります。
のっこみでいくら岸に寄ると言っても水深の無い場所にマダイは入ってきません。
その為、沖磯や沖堤などは水深が深いところが、ポイントとなる事が多く、その様な条件が揃った場所がマダイの1級ポイントになります。
また、水深の浅いポイントでも、潮通しの良い場所なら、潮の通り道となっている「ミオ道」は、他の場所より深くなっているので、好ポイントとなります。
②穏やかなワンド状のエリア
マダイを釣る上で、ベイトは非常に重要だと、伝えしてきましたが、この「ワンド状」の地形も有力ポイントの一つです。
泳力の弱い小魚は、風や波の影響を受けやすく、このような場合には、穏やかなワンド状に逃げ込みます。
しかし、泳力の強いフィッシューイーターなどの大型の魚は、それを利用して狩りを行います。
群れで狩りをするタイプのフィッシュイーターは、ワンドの出入り口を固めて、ベイトを追い込みます。
また、ベイトがそれらを掻い潜って、外にでようにも、泳力の弱いベイト達は外海へ出ることが出来ません。
なので、ワンドというのはフィッシュイーターにとっては絶好の狩場となるわけです。
ベイトの回遊があるエリア
上記のポイント2つがなくてもベイトさえ入れば釣れる可能性があるのが、春のマダイ釣りの特徴でもあるでしょう。
特に、春先は、黒潮の蛇行で、沿岸に黒潮がよると、ベイトも一緒に岸近くに寄ることになります。
それに伴い、ベイトを捕食するフィッシュイーターも射程圏に入ってくるわけです。
また、ベイトの回遊があるエリアは基本的に、潮通しの良く、水深のあるエリアが多いのも特徴です。
マダイ釣りのまとめ
マダイは乗っ込み時期だけではなく、黒潮やベイト次第で季節を問わず狙えるターゲットです。
船釣りなら釣れて当たり前かもしれませんが、ショアから狙って釣るとなると、難易度は一気に上がります。
しかし、、、だからこそ、釣る価値や意味があるのではないでしょうか?
ショアからマダイが釣れた時の感動はきっと、忘れがたい思い出になることは間違いありません。
ぜひ、熱いショアマダイにチャレンジしてほしいと思います!
千葉県の「漁港&堤防」「サーフ」「磯」ごとにおススメエリアをまとめました。
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