マゴチ釣りと聞くと、
「どのようなに釣って良いのか?」
「そもそも、どんな魚なのか?」
これから、マゴチ釣りを始めようと思っている方には、このような疑問があるかと思います。
なので、今回は「マゴチ釣り」初心者やこれから始めようと思う方に向けて、
マゴチの釣り方や釣れる時期、タックルの選び方など、具体的に解説していきます。
目次
マゴチの釣れる場所
マゴチの分布は、日本の南部一帯と言われていますが、最近では東北地方でも実績が上がっています。
北海道以外の、ほぼ日本全域でターゲットにできる魚種といっても良いでしょう。
マゴチはヒラメと同様、海底が砂地のサーフエリアに多く生息しています。
しかし、マゴチはヒラメが、潮通しの良い外洋エリアを好むのに対して、
マゴチは、内湾の比較的、穏やかなエリアを好みます。
これはマゴチの生態的な部分も影響していてます。
ヒラメほど敏捷に動けないマゴチにとって、回遊系のイワシなどを餌にすることは難しく、
簡単に捕食できるキスやハゼやカニやエビなどの甲殻類を主食としている事が主な要因と言えるでしょう。
このことはマゴチの釣果とも関係していて、一般的にマゴチのシーズンは産卵前の初夏~秋までとされていますが、
実際の釣りシーズン突入は各地域のシロキスの接岸時期と重なることが多いです。
マゴチの釣れる時期
マゴチの釣りのベストシーズンは、ズバリ「晩春~梅雨明け」になります。
これはマゴチの産卵時期を関係していて、マゴチは産卵場所には浅瀬の砂地を好むため、
産卵期の晩春~初夏にかけて、サーフはもちろん漁港周辺にも接岸します。
マゴチは産卵為に荒食いをするので、活性も良く釣り易い時期となります。
また、マゴチは晩春~初夏にかけて[照りゴチ]と言われるようになり、油ものり旨さも釣果もベストシーズンとなります。
地域によっても変わりますが、遅いところでは11月頃まで釣果があります。
マゴチの釣れる時間帯
マゴチは基本的に、時間を問わず釣れる魚ではありますが、、
マズメ付近の昼間の光量の高い時間帯が釣り易い魚です。
その理由の1つに、マゴチは、夜行で行動する魚や、回遊魚に比べて「視覚が悪い」という点です。
その為、光量の少ない時間帯では、マゴチは餌やルアーを発見することが難しいのです。
また、敏捷性に劣るマゴチは、ハッキリと獲物が目視できる状況でないと上手く捕食することができません。
なので、マゴチを釣る際は
「光量の高い時間帯」「潮が動くタイミング」
が、マゴチのベストタイムといえるでしょう。
マゴチの釣り方
マゴチは、ルアーでも餌釣りでも、簡単に狙えるターゲットです。
しかし、ルアーで釣る場合も、餌で釣る場合、それぞれの特徴やメリットやデメリットがあるわけです。
フィールドにおいて、魚がいそうなポイントを手返し良く狙っていくスタイルなら、ルアーでの「マゴチング」がおすすめです。
この釣り方は、マゴチがいそうなポイントをピンポイントで狙い打ち、反応がなかったら他のポイントを探っていく、いわば「攻めの釣り」です。
一方、同じ場所で長時間、狙い続ける方法が餌での「投げ釣り」です。
長い時間、同じ場所に餌を置いておくことで、
マゴチが、餌を見つけやすく、止まっている餌を食べるので、捕食の苦手なマゴチには非常に適した釣り方です。
これから、その釣り方に関して細かく説明していきたいと思いますが、
マゴチのルアーでの狙い方に関しては、上のリンクにて詳しく説明しています。
なので、今回は「投げ釣り」の釣り方をメインに解説させて頂きたいと思います。
マゴチ釣りの餌は?
マゴチの投げ釣りで使う餌は、基本的にキスやハゼ、イワシなどの普段捕食している「小魚」がベターです。
また、ヒラメの投げ釣りでは主に「活き餌」の泳がせでないと釣れることは、ほぼありませんが、マゴチに関しては、「死餌」で問題ありません。
ちなみに、どちらで釣ってもほとんど釣果は変わりませんので、手軽に入手できる冷凍の小魚がおススメです。
マゴチ釣りの仕掛け
仕掛けはL型の誘導式天秤に、一本針の仕掛けを使います。
ハリス長さは2.0m前後で調節すると良いでしょう。
また、使用するハリは丸セイゴ針の16~18号の一本針がおススメです。
ハリスはフロロカーボンラインの4~6号程度で、あまり太すぎないことが大切です。
また、道糸はPE2号もしくは、ナイロンライン3号程度が目安とすると良いでしょう。
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マゴチ釣りのタックル
投げ竿であれば、おもりの負荷が70g以上対応できるものなら問題ありません。
竿の長さは2~3メートルほどの、軽量で扱いやすいものを選びましょう。
磯竿なら3~4号程度であれば、十分です。
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リールは、サーフの投げ釣り専用のものが望ましいですが、3000~4000番程度の万能スピニングリールでも問題ありません。
置き竿スタイルの投げ釣りでは、突然大きなアタリで、竿が持っていかれることがあるので、ドラグフリーのものが適しています。
「ドラグフリー」とは大きなアタリに対して、リールスプールが逆転し糸を送り出すことです。
フリーに糸を送ることで、魚への違和感を減らし、更には、食い込みを良くする効果もあるので、
「ドラグフリー機能」は置き竿スタイルの釣りには、とても相性の良い機能となります。
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マゴチを釣る為の3つのポイント
①マゴチの投げ釣りはポイント選びが大事
マゴチの投げ釣りは、基本的に同じ場所で「待つ釣り」となります。
なので、ポイントの選定は非常に重要なものとなります。
マゴチは主に、シロギスを始めとするベイトフィッシュを捕食しています。
なので、それらのベイトが集まる場所がマゴチの好ポイントとなります。
「流れに変化がある場所」、「カケアガリ」や「ブレイクライン」は泳力の弱いベイトが流されてくるポイントで、ベイトが溜まりやすい特徴があります。
また、河川の流れ込みやミオ道は、ベイトの餌となるプランクトンが豊富な為、
ベイトフィッシュが集まるので、これらの場所がマゴチの好ポイントとなります。
➁マゴチの活性が低い時はアピールが大事!
先程も説明したように、マゴチは基本「視覚の悪い」魚です。
そして、敏捷性も優れていないので、基本的に砂などに潜って、自分の前に来た獲物を捕食しています。
活性が高い時は、多少の距離ならチェイスもしてきますが、活性が低い時は基本的に目の前の餌のみを捕食します。
このような時は、積極的に竿を動かしてアピールしてみましょう。
具体的には、着底後に縦方向に少しずつサビくイメージです。
その時に若干、竿を立ててフォールを意識してあげると、
マゴチに「食わせの間」を与えてあげることになるので、効果的です
また、生き餌を使う事でマゴチの食いが良くなる場合もあります。
なので、マゴチの仕掛けとは別に「キスの仕掛け」も用意しておくと一石二兆です。
③マゴチのアタリは慎重に待つ
投げ釣りでマゴチのアタリがあった場合には、直ぐに合わせをしてはいけません。
マゴチが完全に餌を食べるまでには時間が掛かります。
アタリがあった場合も焦らず、様子を見ましょう。
ラインのテンションが緩まった場合は,そのまま20~30秒程放置します。
逆にラインのテンションが張っ場合は、リールを巻いてゆっくりと合わせましょう。
マゴチの投げ釣りのまとめ
✔マゴチの釣りのベストシーズンは晩春~梅雨明
✔マゴチ釣りは投げ釣りがオススメ
✔マゴチ釣りのポイントは砂地の内湾
✔マゴチの釣れる時間は日の出~日没
✔マゴチは潮の動くタイミングで狙うのが効率的
<マゴチ釣りの3つのポイント>
①マゴチの投げ釣りはポイント選びが重要
②マゴチの活性が悪い時はアピールが大切
③マゴチのあたりは慎重に待つ
今回は、マゴチの釣り方についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回、説明したポイントを理解した上で釣りをを行うことによって、釣果はもちろん釣りの最大の魅力でもある、自然の中での釣りを十分に楽しむことが出来ると思います。
マゴチ釣りに少しでも興味があるのなら、是非とも始めてほしいターゲットです。
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