皆さんの中には、アユを釣ろうとして「友釣り」や「ルアー」を試してみたが全然釣れなかったという人も多いのではないのでしょうか?
アユを釣るためにせっかく遠出したのに一匹も釣れなかったときは最悪ですよね!
そんなあなたには餌釣りをおすすめします!
「そんなわけないだろ。アユは餌釣りで釣れないぞ?」
そんな風に思う方もいると思います。もちろん、ただ餌釣りをするだけで釣れるなんてことはありません。
ですが、アユを釣るためには本記事で紹介する3つのコツを実践すれば、友釣りよりも、ルアー釣りよりも釣れやすくなります。
アユを釣る為のコツとしては以下の3つです。
①⇒雨の日の次を狙う
②⇒撒き餌を上流に流してから仕掛けを投入する
③⇒竿抜けを探す
この3つをこれらか詳しく解説する前に、先ずは鮎の生態や知識を深めておくとより理解が深まります。
目次
アユが釣れる時期
各県各河川にもよりますが、ほとんどの河川では6月1日からアユ釣りが解禁され、10月末くらいまではアユ釣りが楽しめます。
この時期以外は基本的にアユ釣りが禁止されているので、アユを釣りに行くのなら6月から10月までの時期にした方がいいです。
特に7月に釣れる若アユは骨も柔らかく脂もしっかりと乗っているので、美味しいアユを食べたいという方は7月に釣りに行くことをおすすめします。
アユが釣れやすい場所
「1に場所、2にオトリ、3に腕」と呼ばれるほど、アユ釣りではしっかりと釣れるポイントを選ぶことが重要です。
そのため事前に釣り具屋さんや釣り仲間たちからアユが釣れるポイントの情報を集めておくとアユが釣れる確率は大きく上がります。
それでは訪れるポイントをある程度決めた上で、アユが潜んでいる可能性が大きい場所を紹介します。
アユのポイント①流れ込み
流れ込みとは、トロ場や淵などの水深があるポイントに上流から水が流れ込んでいるようなポイントのことです。
このようなポイントには白泡ができ、水中での酸素量が多くなるため大型のアユが待ち構えている可能性が高いです。
また、このポイントを探る場合は直接その場所にキャストするのではなく、上流の流れに沿って仕掛けを流すことが重要になります。
自然にそのポイントに餌を流すことによってアユは違和感を持たずに食らいついてくれます。数釣りを楽しみたいという方はぜひ流れ込みを積極的に狙っていきましょう!
アユのポイント②瀬
瀬は水の勢いが激しいので、新鮮な苔が育ちやすいという特徴があります。
そのためアユにとっては絶好の餌場となっているので非常に釣れやすいという訳です。
また、流れが速い瀬では小型のアユの泳力ではそのポイントにとどまり続けることができませんので、自然的に瀬で釣れるアユは大型のものが多いです。
食べ応えのある大きなアユを釣りたいという方はぜひ瀬を狙ってみてください。
アユのポイント③石周り
アユを釣るために最も積極的に狙うべきポイントがこの石周りです。
というのも、アユの主食である苔はこの石周りで発生するからです。
それゆえアユも餌となる苔を食べるために石周りを泳いでいることが多いため、底を狙うという訳です。
アユ釣りでのすべての基本は子の餌となる苔が生えている石周り。
そのため上記で紹介したトロ場や瀬でも、石周りを中心に探ることがアユを釣るコツです。
なぜ餌釣りがおすすめなのか?
アユ釣りには友釣りからルアー釣りと様々な釣り方もありますが、私がおすすめする釣り方は餌釣りです。
というのも、餌釣りはほかの釣り方と比べて格段に釣れるという特徴があるからです。
「いやいや、そんなわけないだろ」という方もいるかもしれませんが、本当に餌釣りはアユが釣れる確率が高いです。
その理由は『本物の餌』だからこその自然さです。
餌の匂いや流れてくる自然さ、それらもろもろの要素が重なり餌釣りだと違和感なくアユが食らいついてくれます。
ですが、ルアー釣りだとカラーによってはなかなか釣れないケースもありますし、友釣りではオトリが思うような位置に行ってくれなくて思い通りにいかないこともあります。
ですが、餌釣りにはそのようなデメリットがありません。餌を付けて投げる。シンプルなようで、実は一番釣れる釣り方なのです。
アユを釣る時の餌
使う餌は小さめにカットしたイカの切り身と、撒き餌にシラスを使いましょう。
また、一般的にアユは縄張り意識が強いため、縄張りの水垢以外餌を食べないといわれていますが、そんなことはありません。
水垢以外の餌でも普通に釣れます。シラスとイカの切り身を使うとアユはしっかりと釣れてくれます。
アユを釣りの仕掛け
竿 -ROD-
3.5から4.5mほどの渓流竿を使いましょう。
アユ釣りの場合は取り回しの便利なこのサイズがおすすめです。
また、何度もキャストすることになるので軽めのロッドを選ぶということも重要です。
釣り糸 -line-
ラインは0.07号ほどの複合メタルラインがおすすめです。
瀬での釣りでも使え、トロ場でも使える万能のラインです。
また、複合メタルラインは金属製で水に沈みやすいため、深場に潜むことも多いアユ釣とは非常に相性が良いのもおすすめする理由です。
オモリ -weight-
おもりはガン玉の3から2Bがおすすめです。しっかりと仕掛けが沈んでくれます。
ウキ -float-
ウキは中通しウキを使いましょう。
この時、ウキ下は水深より少し短めにとるようにすると釣れやすくなります。
針 -hook-
1号ほどの改良鮎エサという針を使いましょう。
このサイズだと小ぶりのサイズのアユでも安心して釣ることができます。
アユを釣る為の3つのコツ
アユを釣るポイント①
雨後を狙う
アユはイカの切り身などでも普通に釣れますが、普段は苔を食べています。
しかし、雨が降った日などで川が荒れると苔がはがれ、アユは何も食べることができません。
そのため雨が降った日は何も食べることができず、非常におなかがすいています。
つまり、雨の日の次を狙うことで、おなかがすいて活性が高まったアユを大量に釣れるという訳です。
アユを釣るポイント②
撒き餌を上流に流す
アユを釣るためのポイントは撒き餌を上流に流してから仕掛けを投入することです。
アユの餌釣りにおいてコマセは非常に重要です。
というのも、おそらく周囲の釣り人たちはコマセを行わないため非常に大きなアドバンテージになるからです。
さらにそれを上流に流すというのも重要になります。
そうすることによってコマセでやってきたアユたちが集まるころにはちょうど自分の餌に気づいてくれる位置に来てくれ、釣れやすくなります。
アユを釣るポイント③
竿抜けを探す
アユを釣るためのコツは竿抜けを探すことです。
竿抜けとは頭上に木が覆いかぶさった場所や草が生い茂っているような岸など釣り人があまり釣りをしたがらない場所のことです。
このような場所は、釣り人があまり狙わないポイントのため、ここを狙うと人より多く釣ることができます。
たくさんの人であふれかえっているアユ釣りで釣るためには竿抜けを探して釣ることが重要です。
アユ釣りのまとめ
✔アユを釣りは6月から10月がベスト
✔初心者ほど餌釣りがオススメ
アユの釣れる場所は・・・
・流れ込み
・瀬
・石周り
アユを餌釣りで釣るコツは・・・
①雨の日の次を狙う
②撒き餌を上流に流す
③竿抜けを探す
今回はアユの餌釣りについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
病みつきになる香りが特徴的なアユは、塩焼きや天ぷらにして食べると頬がとろけるほどに絶品です。
ぜひこの夏、新鮮なアユを食べるために、餌釣りで川に向かってみるのはどうでしょうか?
大自然の中でするアユ釣りはきっと日頃のストレスも忘れさせてくれますよ!
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