出典:エコチル
「海釣りをやってみたいけど、どうしたらいいのか分からない」そんな方にお勧めの記事です。
一口に海釣りと言っても、その種類は無数にあり、何から始めていいのか悩んでしまうのではないでしょうか。
今回は、そんな数ある海釣りの中から、五目釣りをご紹介します。
五目釣りは、初めての方や、ご家族連れでも簡単に魚を釣ることが出来る、とてもお手軽な釣りです。
目次
五目釣りとは
本来は、「一度の釣りで、五目(五種類)の魚を釣り上げること」という意味ですが、一般的には、最初から対象魚を決めず、色々な魚を狙ってみる釣りのことを指します。
誰にでも簡単に楽しむことが出来る、とてもお手軽な釣りです。
また、何が釣れるか分からないというドキドキ感を楽しむ釣りでもあります。
これまで、五目釣りは、エサ釣りで楽しむものでしたが、最近では、ルアーフィッシングの発展に伴い、ルアーでの五目釣りも普及してきました。
ゲーム性を求めるならば、ルアーでの釣りもとても面白いのですが、今回は、初心者の方でも手軽に楽しめる、海釣り公園や防波堤などから出来る、エサを使った五目釣りをご紹介します。
五目釣りで、初心者の方にもお勧めな釣り方は、次の3種類です。
① サビキ釣り
② ウキ釣り
③ ちょい投げ
これから、それぞれの釣り方の仕掛けや釣れる魚を紹介していきます。
五目釣りのオススメ
①サビキ釣り
サビキ釣りとは
仕掛けの一番下にあるカゴにコマセ(小さなエビ、アミエビ)を入れ、沢山のコマセを海中で漂わせて魚を引き寄せ、ヒラヒラとした偽のエサのついた針(サビキ)に食いつかせる釣り方です。
フワフワと漂っているコマセの中に仕掛けを入れておくと、偽の針を、エサと勘違いした魚が食いついてくるというわけです。
コツは、カゴにコマセを満タンに入れるのではなく、8割程度入れる様にします。
そうすることで、コマセが仕掛けの周りを漂いやすくなります。
遠くに投げる方法もありますが、基本は、防波堤などから足元に落とすだけで良いので、とても簡単です。
また、針が沢山ついた仕掛けを使うので、一度に何匹も釣れることもあります。
サビキ釣りの仕掛け
仕掛けは、市販のサビキ釣りセットを使いましょう。袋から取り出して、すぐ使える様になっています。
サビキ釣りのタックル
リール付きの竿なら、どんな物でも大抵使うことが出来ますが、3m前後の竿が扱いやすいです。
釣具店には、仕掛けまですべてセットになったサビキ竿が売っているので、初めての方はそちらを購入するのが良いでしょう。
サビキ釣りのエサ
冷凍されているコマセのブロックを解凍して使います。
解凍用のバケツを用意しておくと良いでしょう。
また、手が汚れるので、コマセをカゴに入れるためのスプーンがあると便利です。
最近では、常温保存が出来、手が汚れにくい 絞り出しタイプも販売されています。
匂いも改善されており、独特な匂いが苦手な方にもお勧めです。
サビキ釣りで釣れる魚
五目釣りで釣れる魚は地域や季節によっても色々変わりますが、周年狙え、日本全域で釣れる魚は下記の魚が代表的です。
アジ
イワシ
サバ
五目釣りのオススメ
②ウキ釣り
出典:レポ部
ウキ釣りとは
ウキ、オモリ、針という構成のシンプルな釣り方です。
針にエサをつけ、目の前に落として、ウキが動くのを待つだけですので、非常に単純明快な釣りです。
全く釣りをしたことがないという方でも、釣りと言えば、まずこのウキ釣りの仕掛けを思い浮かべるのではないでしょうか。
ウキの浮力によって、針につけたエサが、水中を漂うことになる為、ウキから針までの糸の長さを調整して、魚のいる水深に、しっかりとエサが届くようにする必要があります。
ウキ釣りの仕掛け
市販のウキ釣りのセットがありますので、そちらを使うことをお勧めします。
こちらも、袋から取り出してすぐ使える様になっており、セットするのもとても簡単です。
ウキ釣りのタックル
もっともシンプルなのは、リールが要らない、のべ竿と言われる竿ですが、サビキ釣りと同じリール付きの竿も使えます。のべ竿ならば、5m前後の物を使用しましょう。
ウキ釣りのエサ
オキアミやアオイソメなど、そのポイントで反応の良いものを見つけ、使ってみましょう。
ウキ釣りで釣れる魚
メバル・カサゴ
出典:なんでだろう
クロダイ
出典:web魚図鑑
メジナ
出典:フィッシュパラダイス
五目釣りのオススメ
③ちょい投げ
ちょい投げとは
今まで紹介した釣り方とは違い、その名の通り、仕掛けをちょっと投げる釣り方です。
竿を振りかぶって仕掛けを投げるので、遠くまで飛ばすことが出来ると、気持ちが良いのですが、ほんの少し投げるだけでも十分釣ることが出来ます。
仕掛けの一番下の方にオモリがあり、海底に潜む魚を狙います。
コツは、仕掛けを投げたら、ゆっくりと竿を引き寄せながら、アタリを探っていくことです。
この時、常に糸と竿の角度が90度ぐらいになる様にしておくと、アタリが来ても分かりやすくなります。
投げた後、そのままにしておき、ひたすらアタリを待つという方法もありますが、竿を引き寄せながら広範囲を探る方が、初心者の方にはお勧めです。
また、専用の竿、リールを使い、100m近く仕掛けを飛ばす本格的な投げ釣りもありますので、ちょい投げに慣れてきたらチャレンジしてみるのも良いでしょう。
※海釣り公園などでは投げ釣りを禁止しているところが多いので、事前に確認する必要があります。
ちょい投げの仕掛け
こちらも、市販のちょい投げセットを購入してみて下さい。こちらも、袋から取り出して、すぐ使えるようになっています。
ちょい投げの仕掛けは、オモリが一番下の方にある為、魚のすぐそばまで確実にエサを届けることが出来ます。
糸がぴんと張るので、アタリが取りやすいというメリットがあります。
しかし、その反面、釣り針が海底の岩などに引っかかりやすいというデメリットもあります。
引っかけて、なくしまっても大丈夫な様に、幾つか仕掛けを準備していきましょう。
ちょい投げのタックル
リール付きの竿なら、大抵使うことが出来ますが、3m前後の竿が扱いやすいでしょう。サビキ釣りと同じタックルで問題ありません。
ちょい投げの餌
アオイソメが一般的です。
エサは、釣りの最中は、なるべくクーラーボックスの中や日陰に置いておくようにしましょう。
直射日光が当たる場所に置いておくと、夏などは特に、暑さで弱って死んでしまったりします。
やはり、イキが良いエサの方が、断然、魚の食いも良くなります。
ちょい投げで釣れる魚
アイナメ
出典:TSURIHACK
カレイ
出典:釣りtiki東北
シロギス
出典:魚図鑑
今回ご紹介した五目釣りは、初心者の方でも手軽に楽しめる釣り方です。
お一人でも、ご家族連れやカップルでも気軽に楽しめる五目釣りを、是非やってみて下さい。
季節で釣れる魚は下記でチェック↓↓